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本の感想
日本のスポーツはあぶない (小学館101新書 20)
「日本のスポーツはあぶない (小学館101新書 20)」
 [単行本]
 著者:佐保 豊
 出版:小学館
 発売日:2009-02-03
 価格:¥ 735
 by ええもん屋.com

時代遅れなスポーツ指導に、実際の例を挙げながら何がいけなかったのか、どうするべきなのかを訴え、安全なアマチュアスポーツ(主に部活動)の理想を述べている本。
ご本人が大学で学んだり、実際にプロスポーツチームのアスレティックトレーナーとしての経験を元にされているのはわかりますが、今基盤もなしに「ここがいけない」と言われても…と思わないでもない。私に子どもがいないからでしょうか?
昨今、部屋の中にいても危険はあるといわれていることから、さすがに熱中症に対しては気を配る人は多いと思われるが、脳震盪に対しては直後に「大丈夫です」と言わればそれを信じることの方が多いかもしれない。
ここらへんのところも含め、スポーツ指導者全て(指導者でなくても)が心に留めておかなければ、というメッセージの大切さは感じたが、指導者に心がけだけ備わっても、施設の整備はそうすぐにはどうにもならないよなあ…とも。
部活動のありかたから考え直さないと実現困難なのでは。
また、著者は「~に驚いた」と日本の設備や認識の遅れに驚かれておりますが、自身が部活動において経験したことはないのだろうか?という疑問も。
知らないから驚いたのではなく、未だにそんな考えであることに驚かれたということなのだろうか。
この本を読みたいと思ったのは、表紙見返しに書かれている、スポーツ界においての都市伝説的なことの科学的説明に興味があったから。
でも期待したよりもその部分は少ないし、最近ではよく言われていることでもあるので物足りなかったかな。
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本業 (文春文庫)
「本業 (文春文庫)」
 [文庫]
 著者:水道橋博士
 出版:文藝春秋
 発売日:2008-03-07
 価格:¥ 660
 by ええもん屋.com

タレント本を紹介してくれる本とのことだが、本を入り口にしてはいるが語られるのは人そのもの。
タレント本はほとんど読まないけれど、吉田豪さんのインタビュー本は大好きなので同じような視点からたいへん面白かった。
ただ、プロレスはあまり興味ないので話が深すぎてわからない。
取り上げられているものの中で読んだことがあるのは長嶋一成「三流」、近田春夫「考えるヒット」、大槻ケンヂ「のほほん雑記帳」、光浦靖子・大久保佳代子「不細工な友情」だけ。
「三流」は名作であることを再認識(笑)。
文庫版あとがきでも触れられている、齋藤美奈子「誤読日記」、これもタレント本に対してそれまでと違った興味を持たせてくれたのを思い出した。
タレント本だけでなく、たくさんの本を私的にも仕事でも読む博士。
同じ区に住むたけし軍団の人(誰だったかは忘れた)とあまりにも税の申告内容が違うので、調査官がやってきたというのもうなずけますね。

三流 (幻冬舎文庫)
「三流 (幻冬舎文庫)」
 [文庫]
 著者:長嶋 一茂
 出版:幻冬舎
 発売日:2002-04
 価格:¥ 600
 by ええもん屋.com

犯罪小説家
「犯罪小説家」
 [単行本]
 著者:雫井 脩介
 出版:双葉社
 発売日:2008-10
 価格:¥ 1,575
 by ええもん屋.com

作家待居の「凍て鶴」が賞を受賞し、映画化の話が持ち上がる。監督として近づいてきたのは人気脚本家の小野川。小野川は、このヒロインは実在した自殺系サイト運営者の自殺を連想させる、彼女の死の解明が映画のラストに必要だ、との独自の解釈で待居を困惑させる。小野川は自殺系サイトを取材したライター今泉をも巻き込み、待居の周辺に踏み込んでくる。

誰の視点から見ていいものやら。
多視点から語られるのかと思えばそうでもなく、交互形式かと思えばそれもまた違い、とらえどころがないのがまた不安を煽る。
自分の世界で脚本を挙げてくる小野川に「火の粉」で感じたような偏執的な恐ろしさを感じたが、小野川のものは本当にこだわりであった。それはそれでまた恐いが。
自殺系サイト「落花の会」幹部を探る今泉のパートは、彼女の気持ちの揺れも含めておもしろかったが読み終えて「どうだろう?」という気がする。
きっと小野川の登場が私に「火の粉」を連想させ、「犯罪小説家」という本がたどって欲しい道を踏み外してしまったのかもしれない。
それだけ「火の粉」が私には衝撃的だったということなのかな。
クライマックス部分で心が重なった二人の狂気にはぞっとさせられたので面白くなかったというわけではないのはおわかりいただけるでしょうか。

火の粉 (幻冬舎文庫)
「火の粉 (幻冬舎文庫)」
 [文庫]
 著者:雫井 脩介
 出版:幻冬舎
 発売日:2004-08
 価格:¥ 800
 by ええもん屋.com

五月女ケイ子のレッツ!!古事記
「五月女ケイ子のレッツ!!古事記」
 [コミック]
 著者:五月女 ケイ子
 出版:講談社
 発売日:2008-08-01
 by ええもん屋.com

ステキなイラストでおなじみの五月女ケイ子さんの大胆な解釈による古事記手引き本。
断片的にしか覚えていない八岐大蛇やイナバノシロウサギ、海幸彦山幸彦等の話が楽しい解釈でわかりやすい物語となっているように私には思えましたが。
同時に自分の理解力の低さを目の当たりにして少々落ち込む、という目にもあいました。
スサノオやオオクニヌシ等の血縁関係(?)に無頓着だったなあ、と。
別々の物語として読むから、前の登場人物の名前忘れちゃってたみたいであります。
昔から人の名前を覚えるの苦手だったからなあ、と無理矢理納得してみたり。
そういうわけで知っている話なのに新鮮な喜びを感じられたという不思議な本。
そして五月女さんの古事記解釈が楽しんだことと、海外ドラマ「プリズン・ブレイク」が大好きなことは無関係ではないような気がしました。

ファイナル・シーズン、早く見たいなあ。テレビ放送まで待つけど(笑)。
プリズン・ブレイク ファイナル・シーズン DVDコレクターズBOX1 <初回生産限定版>
「プリズン・ブレイク ファイナル・シーズン DVDコレクターズBOX1 <初回生産限定版>」
 [DVD]
 レーベル:20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
 発売日:2009-06-03
 by ええもん屋.com

指し手の顔 上―脳男2 (1)
「指し手の顔 上―脳男2 (1)」
 [単行本]
 著者:首藤 瓜於
 出版:講談社
 発売日:2007-12
 価格:¥ 1,785
 by ええもん屋.com
指し手の顔 下―脳男2
「指し手の顔 下―脳男2」
 [単行本]
 著者:首藤 瓜於
 出版:講談社
 発売日:2007-12
 価格:¥ 1,785

「脳男」の続編、上下巻。
ふつう、上下の本は上巻と下巻ではかかる時間が圧倒的に違う。
設定やら何やらを思いながら読む上巻より、話が転がり出している下巻はあっという間のはず。
しかし、これは、どうしたことだろう。読めない。
「脳男」を読んだ時は続きがあれほど楽しみだったのに。
前作は鈴木一郎という男がだんだんと見えてくるのが好きだった。
が、こちらは「刑事の墓場」(結構好き)を想像させるような警察内部抗争、精神を病んだ人へつけ込むことを正当化するサイコな人、そしてそのサイコな人の手足となること+自分の異常な欲求に忠実な人、説明的な状況、といくつもの側面があって自分が期待した鈴木一郎のその後とは違っていたというのが原因だと思われる。
もちろん鈴木一郎は全編とおして暗躍しているが。
事件の核人物の「精神疾患のある犯罪者の処遇施設が必要」というのは同意するが手段がソレというのは気持ちが悪い。
というか、こっちの話だけで十分一冊になったのではないかという気がしてならない。
それとも続きへの伏線ということであえてのことなのかなあ?

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photo by 七ツ森  /  material by 素材のかけら
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