タイトルと表紙イラストは爽やかな青春小説を連想させるがちょっと違う。
青春小説に変わりはないが、下半身関係に特化した青春小説だ。
初体験することばかり夢見る中学2年生の優作は夏休み前のある日、全校男子生徒がノーマークの女性体育教師瑠璃子先生に夢中になる。
夏休みも会いたいばっかりに瑠璃子先生が顧問の体操部へ入部、母親は突然のやる気に喜ぶがその動機はかなり…(笑)。
身体の硬さに苦労する中、なんと同じクラスの悪、瀧口までもが入部してきた。
瀧口も瑠璃子先生へ特別な感情を持っているのだが…。
優作の瑠璃子先生への想いはおバカさんで微笑ましいが、瀧口の想いは負のパワーで満ち溢れていて、小川さんの小説だなと実感できるところ。
エッチな描写の連続が時に気恥ずかしく、時にバッカじゃないの?と素直な気持ちを吐き出させてくれる(笑)。
瀧口がらみのことがどういう結果になるのかは夏休み明けまでわからないようだが、頭の中を渦巻く瑠璃子先生への妄想は変わらなくとも、おバカさんとして少しだけ成長した優作が見えるようでした。
そして気になるのはいつぞやの小川さんの日記に書かれていた「彼岸の奴隷」をお母さんに薦められて読んだという女子中学生のこと。
このお母さんは「純情期」も読んで娘に薦めるのだろうか。
もう女子中学生ではないかもしれなが。
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Re:北赤道暖流さん
これは図書館本なので、手元に実物がないので絵を描かれた方はわかりません。
遅くなったうえに情報もなく申し訳ありませんが。
遅くなったうえに情報もなく申し訳ありませんが。