私は本を読むのが遅い。
そして海外ドラマも大好きなので本を読む時間が少ない。
でも本は好き。
なので、短い時間でももっと本が読めたら、と思って試してみた。
目を早く動かすトレーニングではなく、速読耳トレーニングで脳を活性化させるものだとのこと。
付録のCDを巻末テキストを見ながら聞くだけというトレーニング、早速試しましたが…私はだめな人みたいだ(笑)。
少しスピードは上がったような気はするけど。
「なおしておきたい2つのくせ」として
①黙読していませんか?
②同じ文章のまわりをウロウロしていませんか?
とあるが、見事に二つともあてはまる。
ここを意識していくことが、脳の活性化のブレーキを外すことになるのかもしれない。
ちょっと気になると、周辺や前のページまで繰ってウロウロしちゃうのですよねえ。
でも小説だと、このウロウロが大切なこともあるような気もするけど。
脳が活性化していれば、ウロウロしなくてもすむってことなのかな。
もう少し時間を置いて、またトレーニングしてみようかな。
素晴らしい!
表紙のインパクトそのままの本だった。
奇妙な建築物、風習…それらは紛れもなく人が作り上げている。
そんなエネルギーに満ち溢れた写真ばかり。
そしてツボをついたコメントにも、心を捉えられてしまった。
やっぱり一番のお気に入りは「奇矯」、へんなところの写真かな。
中華圏のテーマパークは、彩り、コンセプト、大きさ、どれをとってもどうかしているとしか思えない。
いろんな意味で涙が出てくる。
繰り返しになるが、これらを作り上げ、守っているのは人なのである。
たとえそれが地獄絵図であろうとも、漲る力のすさまじさに感服する。
どんなものだろう?と図書館で借りたのだが、是非とも手元に置きたくなる一冊となりました。
語り手である夫は妻の何を伝えたいのか、切迫したのとは異質だが、終始ざわざわするよな緊張感。
最後のページで、この告白の本当の理由が見える。
そこにはそれまでになかった体温というものを感じることができた。
結果だけみると正しいことを選んだにすぎないが、妻の人生を、自分のように死んだまま生きさせないようにしたという決断。
そうわかると途中で死体遺棄に手を貸した、殺人を予想しながら口をつぐんだことへの悪意のこもった告発かもしれないとも思えたそれまでが違った形に見えてくる。
東京へ出た理由、夏休みの前倒しのような初山との会話等からわかるように、自分の仕出かしたことをひとつもわかっていなかったミチルも夫の告発の真意を得て、着のみ着のままで旅立つような人生は終わりにできるのだろう。
まったく自分とは接点のなかった地方都市の女性が宝くじに高額当選したことで、隠し通すつもりだった闇を露見させることになった男の哀しくも希望のある身の上話でありました。
時計代わりに朝夕流している程度で、あまり地上波放送に注目していないのですが、五月女さんのイラストと着眼点は好き。
なので十分楽しめました。
五月女さんのイラストは、どんなハンサムさんや美人さんにも、何やらよくないものが宿ってしまったような感じなので、そういう意味でも楽しい(笑)。
テレビ番組そのもののことというよりは、見て感じた(膨らませた)ものだから楽しいのかな。
特筆したいのは、深夜ドラマ「打撃天使ルリ」でピーターこと池畑慎之助さんが男性刑事を熱演しているという紹介イラスト。
この線が、しりあがり寿さんっぽくて、ピーターさんだけでなく五月女さんの新境地(?)も見たような気がする(笑)。
第3章の「懐かしテレビ」は、時代のせいか、イラストと内容が妙な適合性を感じさせ見たくさせる。特に「警視庁殺人課」(笑)。