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本の感想
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私の肩凝り歴は長い。
ここ数年は肩凝りに加えて、首の凝りもはっきりと自覚でき、さらには頭痛、顔面や顎の不調も頻繁だ。
そして著者が本文で言われているような「枕放浪者」だ。
オーダーメイドしたことはないが、アレがいいと聞けばアレを試し、コレも良さそうと思えばコレを手に取るといった具合。
いくつもある中から、寝る時にその日の感じで使うものをまた選ぶという始末。
今メインで使い回しているのは本書でドーナツ型とされているものと、少しだけ高さ調節のできる羽毛タイプ。
この羽毛タイプがへたってきたので代わりを探している最中に紹介されたのがこの本。
読んでびっくり、形状としてはフラットが最適で、ドーナツ型はあまりよろしくないようだ。
昔、テレビで「中央にくぼみがある方が頭を安定して支えてくれるので○」と言っていたのを信じていたのに…。
枕選びは素材ではなく自分の体格に合っていること、これが最も大切なようだ。
身長、体重で身体の厚みは変わってくるので枕は一生モノではなく、常に調整が必要らしい。
そして私の頭痛は後頸部の筋緊張が引き起こす大後頭神経痛のようだ。
頭皮や顔面、目の奥の痛み、顎から頬にかけの違和感…ぴったりでございますわ。
確かに発作前、目にチラチラと前兆が現れる偏頭痛歴もあるが、今の主な状態は大後頭神経痛なのかなと思える。
症状改善のためにも早速著者の薦める「せんべい座布団枕」を試してみなくては!と思ったが、なんとうちには使える座布団がないことが判明!(笑)ふわっと嵩のあるものしかない。
これは使えないそうなので親戚の家に探しに行こう。
でもへたったマット等の敷物では、そういう状況下での最適枕にしかならないとも。
できれば一緒にあつらえた方がいいようだが、「試したその日から楽」に強く惹かれるのでやってみる価値ありとみた。
テレビ見すぎで、本読んで、PCに向かうときの姿勢の悪さも反省点。
でも姿勢以外は改善できそうもない(笑)。
ピローフィッティングを鵜呑みにしてはいけない件は「ちょっと意地悪ね」と読み物としても面白かった、と思うのは私がイケズだからでしょうか。
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相変わらずのにぎやかさと人情解決にほっとさせられ、安心して読めるシリーズ三作目。
今回も秋から夏へと堀田家の四季を満喫。
大スキャンダル発生未遂事件の納まり具合とか、古本全部買うとはスケールの違いすぎる藤島さんの決定は突飛過ぎないか?…と思わないでもない。
でも現実では絶対出会えないであろう堀田家周辺なので許せてしまう(笑)。
大スキャンダル話の結末に違和感があるのも普通な感じがしたからなのだろうな。
何かしらあって違和感もった部分に「らしい」と思わせてくれる展開があるよう、今後に期待できるからいいかな。
この件も青の言葉があればそれで十分な気もするけど、向こうさんにもね、何かしら期待しちゃうのが我儘読者なのですよ(笑)。
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とても興味深かった「本棚」の二冊目。
やはり人の本棚を眺めるのは楽しいのですが、このシリーズがこのまま続いてしまうと私が存じ上げない方の本棚も確実に増えてくるわけで、そうするとあまり楽しめなくなってしまうのかなあと思いかけておりました。
しかし、今回名前だけしか知らなかった西加奈子さんの本棚にちょっぴりトキメキました。
プロレス本に浮浪雲、それなのにあの容姿(笑)。
こうやって新たな発見ができるのもこのシリーズの楽しみ方だなと感じられました。
普段読む本の傾向からすると有栖川有栖さんのところにお邪魔したいですね。
私の大好きな喜国雅彦さんの「本棚探偵」も鎮座されてますし。
そして「2」には帽子の並ぶ本棚は存在しないのでした←シツコイ(笑)。
読書メーターさんのまとめ機能、これがあるとなんとなく読書計画も立てようという気になるし、当然守れないことの反省にもなるし、いろんな意味で便利です(笑)。
先月、購入本5冊を読むという目標が守れなかったと書きましたが今月も読めませんでした。
やはり私の場合、本を買ったらいけないのだろうな。しかも再読だから。
図書館利用派だけれど、このように気に入った本は読後でも買うのです。
何を買ったのかは感想を書く時までのお楽しみです。

10月の読書メーター
読んだ本の数:10冊
読んだページ数:2539ページ

レスリー・チャンの香港レスリー・チャンの香港
時代と共に生き、そして逝ってしまったレスリー様の魂が安らかでありますように、改めてお祈りします。
読了日:10月31日 著者:松岡 環
美女と竹林美女と竹林
初森見さんでしたがその妄想の世界のファンになりました
読了日:10月30日 著者:森見登美彦
愛しの座敷わらし愛しの座敷わらし
家族再生物語と予想はつくものの、楽しめました
読了日:10月27日 著者:荻原 浩
目からハム シモネッタのイタリア人間喜劇目からハム シモネッタのイタリア人間喜劇
通訳の話もイタリア人のこともタイトル通り目からハムでした
読了日:10月21日 著者:田丸 公美子
純情期純情期
表紙から連想される爽やかさとは別ですが見事な青春小説です
読了日:10月13日 著者:小川勝己
真実真正日記真実真正日記
真実とは、と考えさせる奥深さ
読了日:10月10日 著者:町田 康
生還 山岳捜査官・釜谷亮二生還 山岳捜査官・釜谷亮二
山への想いがこもった短編集。松山警部補が登場しただけで嬉しい。
読了日:10月08日 著者:大倉 崇裕
腕貫探偵、残業中腕貫探偵、残業中
腕貫探偵は人間だったようです(笑)。
読了日:10月06日 著者:西澤 保彦
フォトグラフールフォトグラフール
真実というものはオドロキの連続です
読了日:10月02日 著者:町田 康
カイくんの家族ではじめるエコカイくんの家族ではじめるエコ
大人には写真集、お子様には考える一歩として。
読了日:10月01日 著者:
レスリー・チャンの香港
松岡 環
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2003年4月1日、レスリー・チャン(張國栄)はホテルの24階から身を投げた。
日付が日付だけにイタズラニュースと思い、にわかには信じられなかった。
しかしレスリー様は本当にこの世を去ってしまった。
レスリー様一人に焦点を絞ったものではなく、明星レスリー・チャンと同時に生きた香港を振り返るのがこの本。
でも客家人だったというのは始めて知った。
私は時代的にも復帰後からしか知らず熱心なファンではなかったが、その死は衝撃だった。
「レスリー様」と呼んでしまうくらいには特別なスターだったもの。
本人はあまり気に入っておられなかったとの話も聞くが「覇王別姫」の蝶衣が私には強烈だった。
「男たちの挽歌」、「欲望の翼」等何本も見たが蝶衣の時代を生きた業というか、圧倒されるまでの存在感を超えるものはなかったように思う(全てを見ているわけではないし、主観に過ぎません)。
この本は張國栄の評伝ではないが、こうして振り返ると香港芸能界は彼と共に生きていたのだなと強く感じる。
評伝でないとはいえ、レスリー様を中心に据えて書かれているし、私自身が強く関心を持って映画を見ていた時期と重なるからなのかもしれない。
(私が想う)一番熱かった香港映画の時代を知る本だといえると思う。
同じ2003年末にはレスリー様の親友であり大スターのアニタ・ムイ(梅艶芳)も病気で亡くなった。
レスリー様の自殺を知った時とは違った、時代が終わったような寂しさを感じたのを思い出した。

さらば、わが愛 覇王別姫
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photo by 七ツ森  /  material by 素材のかけら
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