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本の感想
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エコバッグ・ブック
「エコバッグ・ブック」
 [単行本]
 著者:塚本 太朗,赤木 真弓
 出版:産業編集センター
 発売日:2007-12
 価格:¥ 1,365
 by ええもん屋.com

ドイツを中心としたヨーロッパの様々なお店で手に入れたエコバッグの数々。
ベージュでマチなしという基本的なかたちはほとんど同じ。
で、袋の顔とでもいう部分にそれぞれ店のロゴだったり、アピールしていることだったりがプリントされている。
値段も200~300円というお手頃価格。
レジ袋が有料であるからこそ、こういう安い値段で買えるエコバッグが浸透するのでしょうね。
レジ袋買うくらいならもっと繰り返し使えるこっちを買おうって。
本来エコバッグというのはそういうものでしょう。
どこかの国で、有名ブランドのエコバッグ(3000円くらいじゃなかったかしら?)を買おうと行列に並び、買えなかったと怒る人も出たなんて話を聞いて何かが間違っている気がしたもの。
エコってファッションじゃないものね。
かっこよさではなく、基本型が同じ中で見せるアピールというか工夫。
スタンプみたいな感じでこうして並べて見せてもらえるのは楽しかった。
日本もこんなお手軽のエコバッグをもっと作れないものだろうか。
もちろん、保冷に優れているものとか季節や買うものによって特別仕様なものも必要だけど、基本は繰り返し使える=丈夫で気軽に洗える、だと思うなあ。
見習うべき点を感じた本だったけど、私としては袋にマチが欲しい。
ほとんどマチなしに見えるのは平たく映しているからかしら?
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スットコランド日記
「スットコランド日記」
 [単行本(ソフトカバー)]
 著者:宮田 珠己
 出版:本の雑誌社
 発売日:2009-08-04
 価格:¥ 1,680
 by ええもん屋.com

買おうと思っていたが図書館で検索したら、館内にあると出たので棚を探したが、ない。
他の本のことでカウンターに行く必要があったのでついでに「この本、館内にあるって出るのに棚に見当たりません」とメモを渡した。
はいはい、って感じで係の人がコンピュータで再確認。
しかし首を傾げている。もう一度やってまた首を傾げている。
そして私の手書きのメモを見て「ああ、スットコね」と。
そう、タイトルを「スコットランド日記」だと思ったらしい。
人間は言葉の最初と最後があっていればなんとなく意味のわかる単語として読んでしまえるというのを思い出した。
私もこの本のタイトルを見た時「宮田さんはスコットランドの旅行記を書かれたのか、 それともいつの間にか引っ越していたのか?」と思ったものなあ。
で、何故館内にあるのに棚になかったのかというと、その日に図書館にお目見えする本だったからだそうだ。
まだ「新しく入った本」のコーナーにも置かれる前、職員以外まだ誰も手に触れていないという本当の一番乗りだ。

住むマンションから見渡せる風景がどことなくスコットランドに似ているから、暮らしている土地をスットコランドと名付けたらしい。スコットランドに行かれたこともないようだが。
そんな宮田さんの2008年4月からの日記。
この前出た本は日常エッセイ、今度は日常日記、面白いことにはかわりないがそろそろまたワンテーマのチャレンジ体験を読みたい。
しかし、今までの本がどのような苦しみのもとに生まれてきたのがわかってたいへんためになった。外出作家はたいへんだ(笑)。

読み終える前に、プリズン・ブレイクでやっていた間抜けなシーンを思わせる箇所があって、ここに書く前にもうひとつのブログの方で書いちゃいましたよ。
そうだよ、マイケルやっぱりおかしいよ(笑)。
ひどくへこんだ月だった。
そんな中、「第七女子会彷徨」は楽しかった。
しかし、改めて連載となった「リュウ」を読んでみたら少し印象が違ってきた。
ふつうに過ぎていきながら、へんてこりんな小道具が出てくるのが好きだったのに、天国を作った男の息子とかストーリーがさらに作られるようになってきていた。
楽しいのには代わりないのだけど、違和感あったのは事実。

少し涼しくなってきたので、金山さんの本を参考にチャーハンを作ってみたくなる9月初頭なのでした。

8月の読書メーター
読んだ本の数:7冊
読んだページ数:1967ページ

絶望ノート絶望ノート
こんなことを考えられるのに現実は最後の一行なのなら、照音の病んだ心がよく見えたような気がする。
読了日:08月24日 著者:歌野 晶午
本業 (文春文庫)本業 (文春文庫)
一冊の本を入り口に、ミニ評伝となっているところが興味深い。タレント本より中味が濃いかも(笑)。
読了日:08月23日 著者:水道橋博士
ソロモンの犬ソロモンの犬
「精霊探偵」になるのかと思ってドキドキしたが裏切られてよかった(笑)。
読了日:08月18日 著者:道尾 秀介
穢れしものに祝福を (角川文庫)穢れしものに祝福を (角川文庫)
結末は疑問だけど、途中から事件の表情が変わるところは好き。前回の事件に縛られずに二人が自分たちの関係を見つけられたところも。
読了日:08月16日 著者:デニス レヘイン
金山一彦流チャーハンの極意&おかずの素スペシャル金山一彦流チャーハンの極意&おかずの素スペシャル
「的場スイーツ」に次ぎ、イメージになかったシリーズ。家庭で作ることが大前提で、そこに金山さん流の工夫が紹介されているところが好き。
読了日:08月13日 著者:金山 一彦
オチビサン2巻オチビサン2巻
新聞連載で読んでいるけれど、本もどうしても欲しくなる。本の手触りも好き。
読了日:08月08日 著者:安野 モヨコ
第七女子会彷徨 1 (リュウコミックス)第七女子会彷徨 1 (リュウコミックス)
石黒正数さんの「それ町」のSF部分がパワーアップしたような感じ。小道具の微妙な具合が好み。あと、マリリン、かわいい♪
読了日:08月01日 著者:つばな

読書メーター
絶望ノート
「絶望ノート」
 [単行本]
 著者:歌野 晶午
 出版:幻冬舎
 発売日:2009-05
 価格:¥ 1,680
 by ええもん屋.com

「絶望ノート」に自分の受けているイジメを記し、神と奉る石に報復をお願いする少年照音。それを盗み見た母親は、父親は…という本。

照音が「国語だけは得意」というところがポイントになっているのだろうけれど、盗み見たのが親だったから、罪悪感で動いてしまったのだろうけれど…そういうものかな。
働かない(働けない)ことよりも先にそっちに行動起こすというのは「最低トヨヒコ」という照音の印象と相違ないな、と頷けるけど。
ここまで大人を操作したのに、本当のイジメに対して選んだのが最終行だとするとちぐはぐな感じ。
神なんて信じていない、盗み読ませて行動を起こさせるのが目的と最終的に言ってはいるものの、ノートに記述がないことに向かう術にどうすべきかわからないほどに病んでいるとでもいうのだろうか。

余談。
照音が感じているトヨヒコと瑤子への中学生ならではの不満に少し同情。
親の希望で剣道部に入れられたけど、胴着の購入を拒否され試合に出れず、部活に居辛くなった中学生時代を思い出してしまった(笑)。
トヨヒコが無職で家計の苦しかった大刀川家とは違ってただ買ってもらえなかったんだよ、「試合に出るための剣道ではない」って。親、剣道なんてやったことないくせに(怒)。
中学生にはキツイよねえ。それとも誰かさんみたいに、「自称二段」にでもなれってことだったのか?(笑)。
本業 (文春文庫)
「本業 (文春文庫)」
 [文庫]
 著者:水道橋博士
 出版:文藝春秋
 発売日:2008-03-07
 価格:¥ 660
 by ええもん屋.com

タレント本を紹介してくれる本とのことだが、本を入り口にしてはいるが語られるのは人そのもの。
タレント本はほとんど読まないけれど、吉田豪さんのインタビュー本は大好きなので同じような視点からたいへん面白かった。
ただ、プロレスはあまり興味ないので話が深すぎてわからない。
取り上げられているものの中で読んだことがあるのは長嶋一成「三流」、近田春夫「考えるヒット」、大槻ケンヂ「のほほん雑記帳」、光浦靖子・大久保佳代子「不細工な友情」だけ。
「三流」は名作であることを再認識(笑)。
文庫版あとがきでも触れられている、齋藤美奈子「誤読日記」、これもタレント本に対してそれまでと違った興味を持たせてくれたのを思い出した。
タレント本だけでなく、たくさんの本を私的にも仕事でも読む博士。
同じ区に住むたけし軍団の人(誰だったかは忘れた)とあまりにも税の申告内容が違うので、調査官がやってきたというのもうなずけますね。

三流 (幻冬舎文庫)
「三流 (幻冬舎文庫)」
 [文庫]
 著者:長嶋 一茂
 出版:幻冬舎
 発売日:2002-04
 価格:¥ 600
 by ええもん屋.com

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photo by 七ツ森  /  material by 素材のかけら
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