ぶさいくだけどかわいい、略してブサかわ犬「わさお」の写真集。
有名犬らしいけれど、知ったのはかなり遅い。
でもさあ、わさお君、ぶさいく?
私にはふつうにかわいいんですけど。
わさお君、時々生まれてしまう秋田犬の長毛種らしいとのこと。
近所の外国人の方が、何回否定してもうちの犬のことを「アキタですか?」と聞いてきた理由がわかったような気がした。
うちのは中型で、顔つきは洋犬が入っているようなミックス犬でしたが、毛並みや耳の茶色さ、ここまでわさわさした毛ではなかったものの、
「この人、わさお君を見てきたのでは?」と思った(笑)。
「モフモフ売りがゆく! サモエド・クローカの日記」
[単行本(ソフトカバー)]
著者:こじこじ&ますた
出版:ペットライフ社
発売日:2010-03-27
価格:¥ 1,365
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コチラは、しょっちゅうブログをのぞいているクローカ君。
東京の都会で暮らすサモエドはさぞかし辛かろうと思いますが、飼い主さんは冬でも暖房なし、扇風機ありの気配り。
サモエドと一緒に暮らすことに信念があるのだな、と。
飼い主さんに感心することがもう一つある。
自分たちのことを「おじさん」「おばさん」と呼んでいるところ。
こんなにかわいい子を目の前にして、よくパパとママにならないでいられると思いません?
そういう私は「姉さん」でした(笑)。
クローカ君の里帰り(出身犬舎に兄弟姉妹たちが集まる)の様子、同じお母さんから生まれたのにやっぱりお顔が微妙に違っていておもしろいですね。
そして先日のブログで再度の里帰りが報告されていましたが、クローカ君はお父さん似であることが判明(笑)。
どちらも、ポーズ決めてなくてふつうの姿満載。
あー、犬の臭いが益々恋しい…。
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「私が見たと蝿は言う (クラシック・セレクション) (ハヤカワ・ミステリ文庫)」
[文庫]
著者:エリザベス・フェラーズ
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発売日:2004-04-23
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アパートの一室の床下から拳銃が発見され、その部屋の元住人が撃たれたうえに顔を切り刻まれた死体で発見される。
アパートの住人たちそれぞれの勝手な推理が披露されて…というユーモアミステリ。
事件の発端は陰惨めいているけれど、全編に流れる登場人物のキャラクターが楽しい。
そこに気を取られていると、ついうっかり手がかりを通り過ぎてしまう(笑)。
でも楽しく読めて、後からでも手がかりを思い出せればそれでいいのです。
みんなが主人公のケイに「僕は(私は)犯人がわかった!」と言いに来て、どれもがばらばらで、別居中の夫などは彼女自身が無意識のうちに…などと言い出す始末。
これが夫の性格や、ケイがどうして別居を始めたかの背景を想像させてくれるように、他のキャラクターも会話や行動からどんどん親しみを感じさせる。
それが犯人も含めてなので、すごいなあと(笑)。
「邪魔」、「最悪」を思わせる、無関係と思われる人々の微妙なリンクにざわざわさせられる群像劇。
市町村合併でできた「ゆめの」という市が舞台。
市役所の生活保護担当、東京の大学を夢見る女子高校生、スーパーの万引き保安員、詐欺商法に勤しむ元暴走族青年、親の地盤を引き継いだ二世市会議員、彼らを取り巻く、良くも悪くも中途半端な田舎町の設定が苦しい。
無理があるという意味ではなく、容易に想像できる世界であり、ふだん自分が見たくない、知りたくない、と目を逸らしていることが重いから。
「邪魔」や「最悪」は、もう少しドラマとして、ありそうな世界として読めたと記憶しているけれど、これは実際にあるだろうと思われるほど。
こんなに苦しくさせ、収まりの仕方を心配させておいての、あっけない多重事故というオチは一見すっきりのようで、その後を想像するとさらに一つ小説ができあがりそう…。
あんなに待ち望んでいたテーマの小説なのに、とにかく辛かった。
それだけ切羽詰った状況や背景の書き込みが強烈だったということか。
表紙のタイヤ跡にも意味があったとはね。
「やどかりとペットボトル」に次ぐ、池上さんのエッセイ第二弾。
自分で書いた「やどかり~」の感想読んで、針小棒大って言ってることに驚いた。
今回もやっぱり思いましたよ、しかももう少し悪くて(いい意味で)「よくて針小棒大、悪くすると捏」って(笑)。
捏造ってことはない。
それだけ人間を観察することに長けているということだ。
針小棒大というのも、丸太大の棒って書いてたけど、今回思ったのは、「とげとげいっぱいついてる鬼が持ってる金棒」だ。
それだけいろんなものがくっついてるというか、飛び出している。
つまり、お楽しみいっぱい♪ということだ。
なかでも好きなのは、作家の○○さんを心の兄貴と慕っているところ(笑)。
この慕い方はきっと、私が「本棚」で感じたことと一緒だと思う。
スタジオを兼ねた部屋の、帽子が並んだ本棚見ちゃったら慕うしかないよねっ!
これだけエッセイを気に入っているのに、小説を読んだことがないというのは問題アリかも。
「狛犬かがみ―A Complete Guide to Komainu (Japanesque)」
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著者:たくき よしみつ
出版:バナナブックス
発売日:2006-09-13
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by ええもん屋.com
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狛犬がこれほどものによって違うとは、考えたこともなく、面白い写真がたくさん♪程度の気持ちでページをめくり始めた。
クチビルが特徴的なもの、石柱の影から覗き込むような愛嬌のある姿、でっかいもの、小さいもの、ながめているだけで確かに楽しい。
起源や種類といったこともふまえて見られるので、背景を思いながら見るとさらに楽しい。
最後にまとめて取り上げられている、石工・小林和平の亡くした子どもたちへの思いを込めた狛犬のなんとも優しい表情は、仏のようでもある。
型など知らなくても、表情を見るだけでも深い気持ちを思い起こさせる力はすごいなと素直に感じる。