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本の感想
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4152088753ミステリが読みたい! 2008年版 (2008)
ミステリマガジン編集部
早川書房 2007-11

by G-Tools

今発売中の1月号からミステリマガジンの誌面が一新されているらしい。
それに伴って今まで3月号にあった総括的な内容がこの時期にミステリガイド&ランキング本として独立。

乱読派の私は書評やガイドブックの類が好き。
本の当たり外れに一喜一憂するタイプなので、心構えの本として利用している。
そんな大袈裟なものではなく、単に誰がどんな本を薦めているか、読んでいるかを見るのが好きなのですけどね(笑)。
そういった理由で「このミス」やミステリマガジンの総目録掲載号は購入していた。
その総目録が独立してこの時期発売というのは「このミス」を意識しているのでしょうか、それとも相乗効果狙いでしょうか。
大きなお世話ですね。

ランキングを見ても読んだ本は少ない。
例年、こういったところからチョイスして図書館で借りるのだから当然といえば当然。
それでも何冊か読んだものはある。
で、ちょっと首を捻るのは「治療島」のランクイン。
読み方感じ方は様々だからいいし、先が気になって読んでしまったので面白くないわけではないですよ。
読了後、半怒りだった自分を思い出しただけですよ…(笑)。

そういうことで、私のように3月号だけを買うような人にはおすすめの本ですよね。
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文学賞メッタ斬り! 2007年版 受賞作はありません編 (2007)
大森 望 豊崎 由美
PARCO出版
売り上げランキング: 162652

毎度の事ながら、紹介されている本は読んでいないものがほとんど。
なのに気になるメッタ斬り!シリーズ。
一番印象に残ったのは巻頭のトークショー、中原昌也さんの「ぼくですよ、にゃーにゃー」だ(笑)。

読んでもいない小説の選評が気になりだしたのは「浅草エノケン一座の嵐」のせい。
これは乱歩賞受賞作なので本になる時巻末に選評が掲載される。
これが誰も褒めてない。
それなのに受賞作。
受賞した長坂秀佳さんも、他の候補の人たちも困っちゃっただろうな、とわくわくしたのがきっかけ。
このわくわくしたって私の感想も間違ってるけれど。
その後しばらく受賞作でも巻末の選評が載らなくなったと記憶している。
というわけで、特に好きなのは「選評・選考委員のメッタ斬り!」。
都知事の言葉に笑わさせていただきました。
私が当該の小説を読んでいないから真意が伝わらなくても無理はないのでしょうが、メッタ斬ってるお二人も「なんのことだか…」とお嘆き。
じゃあ、素人の私のブログだもの、この程度でも十分許されるな、と変な自信になりました。

恒例の巻末、「文学賞受賞作品を、点数で斬る!」は高得点の小説はもちろん、29点以下の小説にも俄然興味が湧く。
と前2冊でも思ったけれどやっぱり読んでない(笑)。
毛髪川柳
「毛髪川柳」
 [単行本]
 著者:五月女 ケイ子
 出版:日本文芸社
 発売日:2005-05
 価格:¥ 1,000
 by ええもん屋.com

五月女ケイ子さんの絵に釣られて図書館で借りた。
彼女のイラストのファンなもので。
タイトルのままの内容だが、おふざけオンリーではなく、この企画をした団体は
「薄毛・脱毛症で悩む人々のために、医療の増進や消費者保護を図る目的で設立された非営利活動法人」だそうだ。
根底には真面目な取り組みがあって、それを笑い飛ばしてしまおうというものらしい。

思い出したが(忘れてしまったわけではない)、私自身今までに2度円形脱毛症になったことがある。
最初は高校3年生、次は大学4年生の時。
両方とも進路に悩んでいたのかもしれない。
なってしまうと今度はそれが悩みになってしまうので大元は何だったのか忘れがち。
そんなこともないけれど。
今ならストレスで身体に影響がでることも認知されてきているが、当時は誰もそんなこと気にかけてはくれなかった。
親にしても禿げのことしか見ない。
過敏性腸症候群も併発していたようだ。
こんな状態、今なら医者にかかっていただろう。
私も結構デリケートさんのようだ。

五月女さんの絵を見つけたついでに
「新しい単位」「世界のしくみ」「淑女のエチケット」も借りてしまった。
恐ろしいものから、希望にあふれる表情まで、魅力的な絵です。
やはり細川徹さんとのコンビが最高かな。
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photo by 七ツ森  /  material by 素材のかけら
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