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本の感想
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せっかくの新機能なので先月分を貼り付けます。
週2冊くらいが目標なのでまずまずでしょうか。
量でなくて質なんですけどね。
今月は購入済みのシリーズ物5冊を読むという目標をたてたのですが早くも頓挫。
返却に行っただけのつもりの図書館で結構借りてしまったのです。
だから買った本ってなかなか読み進めないのですよね。
今度は返却ボックスを利用して他の本を見ないようにしよう(笑)。


9月の読書メーター
読んだ本の数:8冊
読んだページ数:1973ページ

不細工な友情 (幻冬舎文庫 み 13-1)不細工な友情 (幻冬舎文庫 み 13-1)
愛蔵渦巻くお二人の関係が愛おしくなります
読了日:09月26日 著者:光浦 靖子,大久保 佳代子
ミツウラの鳴らない電話 (文春文庫PLUS)ミツウラの鳴らない電話 (文春文庫PLUS)
途中から読むのが少し辛いです(笑)
読了日:09月26日 著者:光浦 靖子
聖域聖域
今までの作風とちょっと違いますが、篤さの伝わってくる想いにやられます。
読了日:09月22日 著者:大倉 崇裕
レッド・ボイス (Hayakawa Novels)レッド・ボイス (Hayakawa Novels)
ミステリとしては何ですが主人公の心の物語と読めば私は好きです
読了日:09月17日 著者:T.ジェファーソン・パーカー,七搦 理美子
明るい老犬介護明るい老犬介護
共に生きる喜び、安心しきった表情が物語っています。
読了日:09月12日 著者:児玉 小枝
よつばと! 8 (8) (電撃コミックス)よつばと! 8 (8) (電撃コミックス)
よつばが元気ならそれでよし!
読了日:09月09日 著者:あずま きよひこ
耳をふさいで夜を走る耳をふさいで夜を走る
人を操作する恐ろしさばかりが残りました
読了日:09月04日 著者:石持 浅海
しらみつぶしの時計しらみつぶしの時計
楽しめました!そして都筑道夫さんへの愛も感じました。
読了日:09月02日 著者:法月 綸太郎
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2009年、生誕120年を記念して出版されたもの。
百閒先生の魅力が詰まった保存版。
ファンなら絶対手元におくべき、と勝手に判断して購入。
随筆を読んでいるので知ったことばかりと思いきや、掲載されている写真を見て出来事を思い返すとまた味わい深い。
私が読んだのはほとんどちくま文庫の全集なので、巻末に添えられた著作一覧はその当時の表紙も見られて感慨深い。
「阿房列車」で衝撃を受けて読み始めた小説(やはり最初は「冥途」でした)でまた衝撃を受け、百閒先生は私を本読みの世界へと導いてくれたまさに先生。
頑固で無邪気な先生を堪能できる一冊だと思う。まだ読了してはいないが。
   頑固と繊細、激情と無表情、
   やわらかい棘のようなレトリック
と帯にある。やわらかい棘というのは秀逸だなと感じる。
ミツウラの鳴らない電話 (文春文庫PLUS)
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不細工な友情 (幻冬舎文庫 み 13-1)
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2冊並んでたのでつい両方読んでしまいました。
「ミツウラの~」は光浦さん一人のエッセイ、「不細工な~」はオアシズのコンビ、大久保さんと光浦さんの手紙のやり取りといった構成。
正直、光浦さん一人で書かれている方は、ブスネタばかりで途中から勘弁して…となりました。
しかし後者の手紙のやり取り形式の方は、ブスネタで通しているのは同じなのですがそこに相方さんが加わることで輝いて見えました(笑)。
行間のお互いへの愛憎が時に美しく、時に醜く、人間って生身だなあという感慨に浸れます。
愛憎もチラチラ見える程度ではなく、ほとんど全部から滴っています。
愛してるけど憎くもある、憎いけど愛してるというお二人の関係が私には眩しいです。

光浦さんの実家の犬、タローの話にはうるうるきました。
肛門のおできがみるみる大きくなりそれをぶら下げて歩いていたと。
癌だと思われていたようですが、タローのようにできものとして独立しているものは腫瘍だとしても良性である場合が多いと動物病院で聞きました。
肉と一体化して山のように境目のわからないものは悪性である可能性が高いと。
なのでタローはきっとおできを不自由で鬱陶しく思っても苦しくはなかったと思います。
お手製の巾着をおできにかぶせてあげた愛おしむお母様の話とか、まだ私には毒だったかな(苦笑)。
聖域
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大倉さんといえば、落語シリーズをはじめ、楽しく読める本という印象でしたがこれは骨太。
見返しにあるとおり新境地といった感じだ。
山のことは知らなくても、肝心なのは自分を取り戻す草庭なので問題なし。
過去を思い返す場面で、安西と恋人の牧野が、一人を助けるために三人が危険を犯し、結果一人死亡三人重傷という遭難事故に対して意見を闘わせるところがある。
例え一人が動けなくなっても二重遭難は絶対に防がなければならないと主張する安西と、何があっても絶対に助けたい牧野は真っ向から対立する。
この想いが事件の始まりだったとは…。
安西も、それを聞いていた草庭も、なんともいえない想いを抱いただろう。
だからといってやっていいわけではない。
それがわからなかったとは思えないので承知のうえの行動だったのだろう、だからちぐはぐに見える部分があるのかも、と自分は感じる。
初めて知ったが大倉さんは学生時代に山岳同好会に所属していたとか。
いつか山岳ミステリを、との想いで書き込まれたのがこの「聖域」。
そして今度は山岳捜査官を主人公にしたものも書かれたらしい。
「聖域」に出てきた松山さんかな?と思ったけれどどうやら名前が違うようで少し残念。
もうちょっと松山さんを読みたかったような気がするので。
生還 山岳捜査官・釜谷亮二
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お世話になっている読書メーターさんから新機能追加のメールをいただきました。
「まとめ」というもので先月一ヶ月で読んだ本と読書メーターの方につけたコメントを一覧でブログに貼れるというもの。
私の場合、こんな感じになります。

8月の読書メーター
読んだ本の数:8冊
読んだページ数:2013ページ

聞いてないとは言わせない (ハヤカワ・ミステリ文庫 リ 9-1)聞いてないとは言わせない (ハヤカワ・ミステリ文庫 リ 9-1)
一気に読めるスピード感!
読了日:08月30日 著者:ジェイムズ・リーズナー
オチビサン 1巻オチビサン 1巻
おともだちも季節も大切にするオチビサンたちに夢中です。
読了日:08月27日 著者:安野 モヨコ
悪人悪人
悪人とは…考えさせられました
読了日:08月26日 著者:吉田 修一
本棚三昧本棚三昧
本棚いっぱいの本っていいなあ
読了日:08月22日 著者:
孕むことば孕むことば
愛情あふれながらも冷静な視線で優しい気持ちになれます。
読了日:08月19日 著者:鴻巣 友季子
フー・アー・ユー?フー・アー・ユー?
目を向ける先はいつも興味深いけど考えることは違うんだな、と
読了日:08月11日 著者:のり・たまみ
KIZU―傷― (ハヤカワ・ミステリ文庫 フ 31-1)KIZU―傷― (ハヤカワ・ミステリ文庫 フ 31-1)
心の傷の深さが痛々しいです
読了日:08月09日 著者:ギリアン・フリン
あなたの隣の〈モンスター〉 (生活人新書 253)あなたの隣の〈モンスター〉 (生活人新書 253)
自分だけは、と過信は禁物
読了日:08月03日 著者:齋藤 孝

このブログは本のこと意外書いてないのでどうかな…と思いましたが一言コメントとまとめてコンパクトに見るのもなかなかよいなと感じます。
いや~、暑かったせいか小説少なっ!
どんな本にも学ぶところはあるので小説であろうがなかろうが、本読みの楽しみにかわりはないのですけどね。
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