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本の感想
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ミツウラの鳴らない電話 (文春文庫PLUS)
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不細工な友情 (幻冬舎文庫 み 13-1)
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2冊並んでたのでつい両方読んでしまいました。
「ミツウラの~」は光浦さん一人のエッセイ、「不細工な~」はオアシズのコンビ、大久保さんと光浦さんの手紙のやり取りといった構成。
正直、光浦さん一人で書かれている方は、ブスネタばかりで途中から勘弁して…となりました。
しかし後者の手紙のやり取り形式の方は、ブスネタで通しているのは同じなのですがそこに相方さんが加わることで輝いて見えました(笑)。
行間のお互いへの愛憎が時に美しく、時に醜く、人間って生身だなあという感慨に浸れます。
愛憎もチラチラ見える程度ではなく、ほとんど全部から滴っています。
愛してるけど憎くもある、憎いけど愛してるというお二人の関係が私には眩しいです。

光浦さんの実家の犬、タローの話にはうるうるきました。
肛門のおできがみるみる大きくなりそれをぶら下げて歩いていたと。
癌だと思われていたようですが、タローのようにできものとして独立しているものは腫瘍だとしても良性である場合が多いと動物病院で聞きました。
肉と一体化して山のように境目のわからないものは悪性である可能性が高いと。
なのでタローはきっとおできを不自由で鬱陶しく思っても苦しくはなかったと思います。
お手製の巾着をおできにかぶせてあげた愛おしむお母様の話とか、まだ私には毒だったかな(苦笑)。
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