「へんなほうりつ」「2階でブタは飼うな!」に続いて、世界の理解不能な法律紹介本。
違った著者のものを読んでみようと思ったのに、盛田さんは「のり・たまみ」の「のり」の方だというオチが…(笑)。
「2階~」の自虐的なエッセイ部分は途中で勘弁して欲しくなったので読み始めは不安だったが、「へんな~」寄りで読みやすかった。
同じ方が書いているので取り上げている法律もかぶっているものがあるわけだが驚かされた部分も。
それは中国の執行猶予付き死刑判決だ。
執行猶予中に何も犯罪を犯さなければ無期懲役減刑されるのだそうだ。
「再教育目的が強い刑」とあるが死をチラつかせることが再教育なのか疑問。
どれだけの死刑囚がこの恩恵に授かっているのかも知りたかった。
「仮装して犯罪を犯してはならない」というデラウェア州法。
これは防弾チョッキを着たり、覆面をしたりということが犯罪をする気満々と受け取れるので重罪になると聞いたことがあるのでわかる。
わからないのはこれにつけられた解説。
日本のレッサーパンダ帽子を被った男による通り魔殺人を例にあげている。
著者は
わざと人目につく奇妙な格好での無差別殺人であったことから、世間に大きな衝撃を与えた事件でした
と締めている。
「自閉症裁判」を読んでいると「わざと人目につく~」には違和感を覚える。考え方の違いだろうか。
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