タイトルどおり地球儀の本。
市販のものを中心に50の地球儀がテーマ別に紹介されている。
テーマとは環境だったり、バリアフリーなもの、スタイル追及、歴史をふまえたもの、機能にあふれたもの、など。
ユニークなものや地球でないもの(月や火星)などもある。
それぞれの紹介ページに大きさや重さ、値段とともに製造会社名も記されているが渡辺教具製作所というのがやたら多い。
企画、球体作成、地図印刷、組み立てまですべて国内で行っているというその会社の製作現場リポートもとても興味深い。
紹介写真のどれもきれいでうっとりする。
ヨーロッパ最大の地球儀メーカー(Scanglobe)の透明地球儀もいいけど、中でも魅かれたのは表紙にもなっている「夜の地球儀」(これも渡辺教具製作所)。
夜の衛星画像を基にしてあり実に美しい。
黄色に光っている(=夜も明るい)ところは交通網が整い経済も活発なところ。
本なので地球儀の一方向とあとは断片的に地域をとらえた写真だけだけれども経済発展箇所というのは偏っているのだな、と感じられる。
これはぐるりと回して自分の眼でも見てみたいけど31,500円はなあ…。
あ、普及版もあるぞ(笑)。
「夜の地球儀 普及版 「エンディミオン」」
[おもちゃ&ホビー]
メーカー:渡辺教具製作所
[おもちゃ&ホビー]
メーカー:渡辺教具製作所
野生動物の生息地がわかる、動物図鑑とセットになったアニマル・グローブも楽しそう。
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ロンドンでふつうに買える王室御用達商品を紹介した本。
入江敦彦さんの「女王陛下のお気に入り」はスーパーで買えるものが多かったけれど、こちらは「さすが王室」と高級なものもたくさん。
お店の佇まいなども見られてその歴史ある存在感にうっとり、ガサツな私も優雅な気分に(笑)。
地図つきなので御用達店めぐりの旅のお供としても最適。
ロンドン、行ったことないけど。
個人的には後半の「スーパーで買える御用達」の方に親近感。
ふつうにKellogg'sとかTwiningsとかありますから。
そして「スーパーマーケットマニア ヨーロッパ編」で魅了されたBootsもドラッグストア編で紹介。また日本に出店しないかな。
今回改めて覚えたことは、エリザベス女王、エジンバラ公、チャールズ皇太子、とRoyal Warrantも3種類あるということと、Fortnum & Masonにコーヒーもあるということ。
コーヒー飲まないからねえ、私。
コーヒーどころか、ワイン、チーズ、キッチン用品、文具、衣類…と何でもありなのですね。
「スーパーマーケットマニア ヨーロッパ編」
[単行本]
著者:森井 ユカ
出版:講談社
発売日:2004-07-04
価格:¥ 1,890
[単行本]
著者:森井 ユカ
出版:講談社
発売日:2004-07-04
価格:¥ 1,890
だいぶ落ち着いてきたので気楽に見られる本を借りようと図書館へ行った。
「読む」というより「見る」ものが何か欲しかったので。
それなのに何故かずっと読みたかった「ミレニアム1 ドラゴン・タトゥーの女」があるじゃありませんか(体調悪いくせに何故そんな棚の前に行く?という質問は却下)。
蔵書検索をすると「ある」と出るのにその姿は一度も見たことなかった本ですよ、自分の体調なんて忘れて色めきたつじゃないですか。
わあ、本当にあったんだ、ウソじゃなかったんだ、としばし感動したものの(ウソ)、他のものを借りずに2週間これにかかりきりにするか棚の前で散々悩むことに。
しかし、結論はいきなりやってきましたよ。
何故って、2冊並んでいたけれど下巻が2冊。
しかも「ミレニアム1」と「ミレニアム2 火と戯れる女」の下巻が1冊ずつ。
たとえお試しでも図書館の本だからこそ上下セットで借りてよ~。
悔しさが増すじゃないですか。
いや、最初から読み物は借りないつもりだったのだから悔しくなんてないですよっ!
「読む」というより「見る」ものが何か欲しかったので。
それなのに何故かずっと読みたかった「ミレニアム1 ドラゴン・タトゥーの女」があるじゃありませんか(体調悪いくせに何故そんな棚の前に行く?という質問は却下)。
蔵書検索をすると「ある」と出るのにその姿は一度も見たことなかった本ですよ、自分の体調なんて忘れて色めきたつじゃないですか。
わあ、本当にあったんだ、ウソじゃなかったんだ、としばし感動したものの(ウソ)、他のものを借りずに2週間これにかかりきりにするか棚の前で散々悩むことに。
しかし、結論はいきなりやってきましたよ。
何故って、2冊並んでいたけれど下巻が2冊。
しかも「ミレニアム1」と「ミレニアム2 火と戯れる女」の下巻が1冊ずつ。
たとえお試しでも図書館の本だからこそ上下セットで借りてよ~。
悔しさが増すじゃないですか。
いや、最初から読み物は借りないつもりだったのだから悔しくなんてないですよっ!
「ミレニアム1 ドラゴン・タトゥーの女 下」
[単行本(ソフトカバー)]
著者:スティーグ・ラーソン
出版:早川書房
発売日:2008-12-11
価格:¥ 1,700
[単行本(ソフトカバー)]
著者:スティーグ・ラーソン
出版:早川書房
発売日:2008-12-11
価格:¥ 1,700
「ミレニアム2 上 火と戯れる女」
[単行本(ソフトカバー)]
著者:スティーグ・ラーソン
出版:早川書房
発売日:2009-04-02
価格:¥ 1,700
[単行本(ソフトカバー)]
著者:スティーグ・ラーソン
出版:早川書房
発売日:2009-04-02
価格:¥ 1,700
「ミレニアム2 下 火と戯れる女」
[単行本(ソフトカバー)]
著者:スティーグ・ラーソン
出版:早川書房
発売日:2009-04-02
価格:¥ 1,700
[単行本(ソフトカバー)]
著者:スティーグ・ラーソン
出版:早川書房
発売日:2009-04-02
価格:¥ 1,700
どれも人の心を信じよう、とあたたかい気持ちにしてくれる短編集。
「迷い箱」は更生保護施設長、「899」は消防士、「傍聞き」は強行犯の女性刑事、「迷走」は救命士、と派手さはないがどれも地域や人々を支える仕事というのは興味深い。
消防士、救命士の登場する海外ドラマは無条件で応援しているので(「サード・ウォッチ」や「レスキュー・ミー」)このふたつの話には少し肩入れしたかも。
ただどの話も「主人公、勘悪くないか?」というのはちょっと気掛かり。
考えをめぐらすのが事件に対しての推理ではなく、人の心の向きを想像するものだから難しいし、正解はないともいえるけど。
元気溌剌の状態で読んだら物足りなく思ったかもしれないが、今の私には合っていた感じ。
体調悪くて気分が弱り気味でも、笑わせてくれ、世の中をナナメに見る感じも味わえて満足でありました。
特に気に入ったのは連作とも思える「犬猫語完全翻訳機」、「正直メール」。
すべてを知ること=幸せ、とは限らないのだなということを改めて心に刻みました。
でも私もきっと犬用のモニターに応募しただろうな(笑)。
それにしてもこの技術、すごいよね。そしてそれが一つの方向だけというのがまたいいオチ。
いろんなことに振り回されながら、最後に人としての心にたどりつくあたりに、少しだけ奥田さんの「家日和」を感じるのは私だけだろうか?