穂村さんブーム終焉の予感(笑)
いや、面白いんですよ。
立て続けにエッセイを三つも読んだ自分がいけないんですよ。
同じ人のエッセイを続けて読んではいかんということです。
微妙な内容かぶりが気になってしまったのです。
もちろん、ほんの少しだけなのに。
読者というものはワガママなわけですよ。
「赤信号対策」での時間の伸び縮みで急に思い出したことが。
あれは小学一年生の時。
担任が結婚式と新婚旅行で数日留守。
その間代理の先生は来ず、プリントかなんかで自習だったと思う。
私たちにはまだ何時何分から授業で何時何分で終わるという観念はなかった。
全てチャイムの音で行動していた。
鳴ったから始める、鳴ったから終わる、その繰り返し。
そして幼い私たちには休み時間というものが欠落していた。
チャイムのことも鳴ったではなく、そのうち「聞こえたんじゃないか?」という誰かの空耳もカウントされてしまった。
当然ものすごいスピードで時間は過ぎる。
時間の間違いが露見したのは確か係が給食を取りに行ったからだったと思う。
給食が準備されていないことを不思議に思って給食室の人にたずねちゃったんだろうね。
それに驚いた校長だか教頭だか隣のクラスの先生だかが猛スピードの私たちにブレーキをかけてくれたようだ。
クラスに40人ほどいたであろうに誰も気づかないこの不思議さ。
それほどあの時の私たちは先生がいなくてもキチンとできる!という使命に夢中だったのだろう。
あー、本のこと書いてないや。
三つめのパートは、ほとんどが「本の雑誌」に掲載されたもの。
読んでたわ、私。何で気づいてないんだろう?
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