著名な精神科医ヴィクトルの娘ヨーズィが診療に訪れた病院で姿を消した。
捜査のかいなく、犯人からの接触もなく行方はわからない。
4年後、仕事も放棄し島の別荘に籠ったヴィクトルの元へ治療を希望するアンナという女性がやってくる。
一端は治療を断るが、統合失調症だという彼女の話は、ヨーズィの事件をなぞるかのようで聞かずにはいられなくなる。
しかしアンナの登場でヴィクトルの周辺で不思議なことが次々と起こり、体調も変化してくる。
アンナはヨーズィ事件の関係者なのか…。
以下、内容を連想させる部分もあります。
読みだすと先が気になる、でも読みながら不安を感じる、読後不安は的中。そういう本でした。
どうなるんだろう?ではなく、まさか○○じゃないよな?というのが「気になる」の正体だったのかも。
正式に種明かしされる前までは(笑)、スリルやドキドキもあって楽しめると思う。
でも…それはないんじゃないのかな?というのが正直な感想だ。
映画化の話があるらしいが最後のどんでん返し(?)はまさに映画的かも。
仕掛けがたくさんあるらしいがもう一度追求する気にはなれないなあ。
きっと不安を感じならが読んだということは既にそこが引っ掛かったということだろうから。
会話に出てくる「真実であってはならないことは、真実であるはずがない」というのはとても気に入った言葉。
現実逃避型の私には座右の銘だな。
「シャッター・アイランド」を思い出したけれど、あれは主人公が実際に体験しているわけなのでちょっと違う。
シャッター・アイランド (ハヤカワ・ノヴェルズ)
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無題
こんにちは。コメントありがとうございました。
私の方もトラックバックうまくいかないみたいなので、コメント残していきます。
この本はダヴィンチで紹介されていたけど、他のブロガーさんも読んでない方が多くて、みんなどう思ってるのかなぁと気になっていたのでこうやって感想を語れるのは嬉しいです(^^)
>正式に種明かしされる前までは(笑)、スリルやドキドキもあって楽しめると思う。
でも…それはないんじゃないのかな?というのが正直な感想だ。
ですよね〜!
推理小説として読むには物足りない。。。
精神障害や内的なものを考えるにはいいかもしれませんね。
私の方もトラックバックうまくいかないみたいなので、コメント残していきます。
この本はダヴィンチで紹介されていたけど、他のブロガーさんも読んでない方が多くて、みんなどう思ってるのかなぁと気になっていたのでこうやって感想を語れるのは嬉しいです(^^)
>正式に種明かしされる前までは(笑)、スリルやドキドキもあって楽しめると思う。
でも…それはないんじゃないのかな?というのが正直な感想だ。
ですよね〜!
推理小説として読むには物足りない。。。
精神障害や内的なものを考えるにはいいかもしれませんね。