東京の下町で古本屋とカフェを営む堀田家の物語、「東京バンドワゴン」の続編です。
人物関係図が書かれているので初めての方も安心です。
でもお話がきちんと流れているので最初から読んだ方がより楽しめます。
また1冊で四季を過ごせます。
季節や進行していく時間がそのまま感じられるのも魅力ではないでしょうか。
子どもは進級し、妊婦さんは妊娠期間を経て出産を迎え、といった具合に。
今回、今の堀田家を立て直した秘密が語られるところに、ただにぎやかな大家族ではないというところにほろりとさせられます。
持ち込まれる謎の部分もこれくらいが調度よく、堀田家の四季をいつまでも見ていたいです。
赤ちゃんふたりに藍子さんの結婚、と家族は一気に増えることになります。
紺や青も悩んでいた堀田家の部屋割りがどうなるのかを含め、次が楽しみです。
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