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本の感想
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殺しの儀式 (集英社文庫)
ヴァル マクダーミド
集英社
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イギリスのブラッドフィールドで、被害者が男性ばかりの連続殺人事件が起きる。被害者みなには惨たらしい拷問の跡があった。市警副本部長ブランドンは内務省の心理分析官トニーを捜査チームに向かえ、女性警部補キャロルを彼との連絡係に任命し、連続殺人の犯人像を掴もうと捜査が始まる。

ミステリチャンネルでの放送とタイミングが合わず未見だけどとても興味のあるドラマ「WIRE IN THE BLODD」の元。
読んでみて益々ドラマが見たい!
新シーズン開始にあわせて最初から再放送すると期待してるけれど、それがいつなのかさえ予想つかないが。
これは1995年に書かれたもので、プロファイリングが世の中に知れ渡る前夜のようだ。
心理分析官トニーもプロファイリングの必要性を説く立場にあり、それに反発する警察関係者も登場する。
冷静なプロファイリングで犯人像をかためていくのと、ものすごく私的な問題で悩むという、両極のトニーが魅力的。
それが深く犯人にも関わっており、静かなようでいての盛り上がりにため息だ。
犯人の異常な行動には代わりないが、ただ「異常者でした」ではなくそこに至った背景まで読ませてくれるところが重要なのかもしれない。
トニーとキャロラインのシリーズとしていくつかあるようなので、いつドラマ再放送が始まってもいいように少しずつでも読んでおかないと(笑)。
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