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本の感想
東京カオス
東京カオス
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警視庁との交換研修生として東京にやってきたワシントン市警の郷順子。彼女が日本に到着するのを待っていたかのように事件が発生する。被害者の所属していた宗教団体の仕業なのか、テロ組織なのか、焦点が絞れないでいるところに第2、第3と事件が起きる。被害者の関係性はないように思えるが犯人の目的は何なのか…?

外国人作家(フランス)が日本を舞台にして書いたということで私の野次馬根性を止められませんでした(笑)。
「HEROES」に登場するようなびっくり日本を期待したが、そういった意味では肩透かし(笑)。
無闇に外国人の考えそうな日本らしいものを羅列するわけでもなく、今の東京を描いているのであまり不自然な感じは受けないかな。
少しだけ出てきた地方がたまたま私の知っている近辺なのでそこには多少の違和感あり。
成田在住の警察官が富津警察に勤務するのかなあ、とか。遠距離通勤だと思えばいいのか。
翻訳小説を読んでいると、「スーパーで買い物」じゃなくて「ウォルマートで買い物」等固有名詞がよく出てくる。これもそう。
日本を舞台にしているのにそんな書かれ方がちょっと新鮮だったかも。
劇場じゃなくてシアターコクーンとかね。

肝心のストーリーは、犯人の意図が全くわからず。
犯人の父親が731部隊だったこと、それが犯行にどう影響を与えたのかもいまひとつ…。
それがないとただ日本批判で靖国神社と同じような意味で731部隊のことを書いただけに思える。
何故レズビアンをターゲットにしたのかその告白くらい欲しかった。
舞台に設定しただけでなく、オウム真理教を思わせる宗教団体や阪神淡路大震災等、日本の出来事もかなりリサーチしてあるなと好感は持てただけに残念。
阪神大震災で家族を失った高校教師が「生徒と共に学校にいて助かった」とあるが発生は午前6時前だったのでこれもちょっと残念。
あとは…警部が多すぎ。しかもみんな現場に出てる(笑)。
続編として順子を主人公に「Tokyo Atomic」、「Tokyo Mirage」があるようだが…、どうかな?(笑)
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