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本の感想
ポップ1280 (扶桑社ミステリー)
「ポップ1280 (扶桑社ミステリー)」
 [文庫]
 著者:ジム トンプスン
 出版:扶桑社
 発売日:2006-05
 価格:¥ 840
 by ええもん屋.com

死ぬほどいい女」「深夜のベルボーイ」「取るに足らない殺人」等は読んでいるのにこれはなぜか未読。
「このミス」1位で一番有名なのに。

人口1280人の田舎町の保安官ニック。
うるさい奥さんと知能の足りないその弟(?)が家では彼を追い立てる。
田舎町の保安官なので仕事はそう忙しいわけではない。
揉め事の処理くらいであとはだらだらと暮らし、
愛人との密会に精を出すという毎日。
ぼんくら保安官なわけではなく、悪事にのめり込んでいくイカレタ保安官。
やっかいなヤツラを始末して、それを友人保安官に罪をなすりつける、
保安官の対立候補の悪い噂を蔓延させる、
うるさい女房と弟、愛人までをも片付けようとする。
まあ、悪いことに頭はフル回転。負にパワフル。
この転げ方、とても楽しませてくれる。
でも壊れた男には壊れた結末が待っているわけだ。

保安官対立候補の悪い噂が流布していくのがとても好き。
ニックが何かを言うわけじゃない。
「あいつの噂は…」って言うだけ。
そうすると後はみんなが勝手に内容を考えてくれる。
いやあ、出てくるわ出てくるわ、極悪非道な行いが。
しかもどれも真実味ゼロ。
それでも広まるという噂の恐ろしさ。

またトンプスン熱が再発しそう。
どれも人間の暗黒部分なんだけれど、読み出すと止まらなくなるリズムも好き。
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