5人の女性警官それぞれを中心に語られる10篇の物語。
ハヤカワ・ポケミスなので警察小説かと思うが実はそれぞれの女性の物語。
エンタメ系の小説ばかり読んでいるせいか初めはとっつきにくかった。
それが読み進むうちに連れて行かれる世界はなんともいえない。
みなまで語らぬ美しさ、とでもいうのかな。
行間から伝わってくるものがとても大切。
こうやって語るのも野暮なくらい。
今、警察・消防・救命士ドラマ「サード・ウォッチ」を見ている。
女性警官ヨーカスの発言に首を傾げ始める今日この頃でしたが、
この本を読んだ後ではまた違った目で見守りたい気もしてきたな。
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