「ぼくの名はチェット (名犬チェットと探偵バーニー1) (名犬チェットと探偵バーニー 1)」
[単行本]
著者:スペンサー・クイン
出版:東京創元社
発売日:2010-05-28
価格:¥ 1,785
by ええもん屋.com
[単行本]
著者:スペンサー・クイン
出版:東京創元社
発売日:2010-05-28
価格:¥ 1,785
by ええもん屋.com
探偵バーニーと相棒のミックス犬チェットが活躍するミステリということなのですが…。
正直、ミステリ部分はどうでもいい(笑)。
もちろん、事件がなくてはチェット(バーニーも)が活躍できないので必要なのはわかっておりますが。
何がいいって、犬目線で書かれているのはさほど珍しいことではないが、このチェットが「犬」なの。
犬としてはお利口さんだけど、すぐ自分の興味(食べ物とか匂いとか)に気がそれちゃうし、気がついたら吠えていて「チェット、何吠えてるんだ?」とバーニーに聞かれて「え~、ボク吠えてたの?」なんてことになる。
そう、チェットが犬として自由なのだ。
もうこれだけで十分愉快だった。
でも…後情報によるとチェットの習性を利用して、バーニーの調査から読者が遠ざけられているのだとか。
そういえば話を聞いている最中にチェットがもてなしに夢中になってるところとかあったなあ。
後情報聞くまでそんな煙幕操作があったなんて気づきもしなかった。←ただの犬バカだから?
この本は「名犬チェットと探偵バーニー」シリーズの1作目らしく、すでに3作めまでの予定が立っているらしい。
優秀な警察犬だったはずのチェットが訓練所を卒業できなかった理由や、陸軍士官学校を卒業したバーニーが探偵になった理由も、少しずつわかってくるのかと思うと楽しみ。
チェットの背中のしこり、心配だよ~。
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