もうびっくり、図書館に行ったら「新しく入った本」のところに並んでるんですよ。
え、誰も予約してないの?手違いで並べられてるのでは?と、貸し出しカウンターで「すみません、予約本でした」と言われることまで覚悟したのにあっさり借りられた。
利用図書館で登美彦氏の本は貸し出し頻度が激しく、あまり棚に並んでいない。
みなさん、予約やリクエストせず、借りられる本を借りるおとなしい方々ばかりなのだろうか。
京都の大学から能登の実験所へ出向かされた大学院生守田一郎が、親友、研究室の厄介なお姉様、家庭教師の元生徒、作家・森見登美彦先生、妹、と書きに書きまくった文通の日々。
文通といっても相手からの返信は本には書かれず、書かれているのは守田からのものだけ。
はじめは「もしかして本当は返事など来ず、守田の脳内文通?」と少し寒くなった。
しかし第二話に入ると最初に親友に語った出来事が厄介なお姉様にはどう語られたのか、また微妙に違った側面が見えてくる。
第三話以降も同様に、同じ出来事の報告が相手が違うことで守田の伝え方が異なっているのが好き。
相手との距離感や心の内が感じられるし、時につく微妙なウソも加わってパラレルワールドの雰囲気だ。
一方からの手紙しかないのに個々との応酬が匂い立つのもまたすごい。
全ては愛する女性へ想いを伝えるべくの武者修行、そして見つけた「恋文の技術」、これなら彼女にも伝わったはず、と守田を応援したい。
六人力だもの(笑)。
悪ふざけと錯覚しつつ、恋や将来への不安をどうにかしていく、守田の成長の記録。
しかし、ベンチャー企業好きだよね。
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Re:無題
著作を全部読んでいるわけではないですが、今のところ森見さんの本は楽しく読んでいます。
ほっそさんがさっぱりわからなかったというのはどれのことでしょう?
もしかしたら幸運なことに私はまだ読んでいないのかも。
ほっそさんがさっぱりわからなかったというのはどれのことでしょう?
もしかしたら幸運なことに私はまだ読んでいないのかも。