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本の感想
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オチケン!―Rakugo Club The Key to Solving Mysteries (ミステリーYA!)
大倉 崇裕
理論社
売り上げランキング: 96790

落語なんてまったく知らないのに、その名前ゆえ廃部寸前の落語研究会に入れられてしまった越智健一。 先輩や部の確執に巻き込まれ、授業にも出られずさあ大変(笑)。

理論社のミステリーYA!シリーズの一冊。
「起爆剤としてのミステリー!」を合言葉に、若い世代に興味のとっかかりとして展開しているとか。
そういう前提のせいか、とても読みやすい。振り仮名も大集合だ。
でも興味を煽ることを目的としているのなら、このくらいのものを読むのならは雰囲気で読めなくちゃいけないし、わからなかったら辞書を引いてでもという意気込みを持って欲しい。
肝心の内容ですが、いつの間にか入部させられたことが示すように越智君は「いつの間にか」とか「知らないうちに」事件に巻き込まれ、これまた「いつの間にか」解決しているという、いつの間にか君だ。そのおたおたぶりが楽しいです。
落語研究会は無事だろうけれど(?)、越智君には成長して欲しくないな。

短編二編と大倉さんの落語への想いが詰まったエッセイも入ってます。
気になったのが二つ目の最後に触れられる投資に失敗して借金取りに追われ解散しそうな投資研究会。
これって「警官倶楽部」に出てきたあの話とつながるの?
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無題
こんにちは。
元・本プロオーナーのじょせと申します。

いつのまにか事件に巻き込まれて解決というのが面白そうですね。「落語研究会」という単語も気になります。
今度見つけたら少し立ち読みしてみます。
じょせ 2007/11/16(Fri)  15:34 編集
無題
じょせさん、こんにちは。
こんなに簡単に巻き込まれちゃうのは問題じゃないのか、と思うほど巻き込まれてます。
立ち読みなんていわずに是非読んで下さいね、という私は図書館で借りました。
カクテキ 2007/11/17(Sat)  09:33 編集
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