「丑三つ時から夜明けまで」が面白かった大倉崇裕さん。
落語季刊誌の編集部員・緑(総勢2名)が主人公のシリーズものの3作目。
前2作は未読だけれど、短編集なので細かいことは気にせずに。
落語会を舞台にして起こる様々な事件を
編集長の洞察力と緑の行動力(?)で解決していく。
寄席の様子から始まるので落語のさわりに触れられる。
でその落語の題目が微妙に事件に絡んでいくという展開。
酷い殺人もでてこないし、解決して暗くなるような話もないので安心して楽しめる。
短編一つ一つが落語の人情話のような感じ。
このシリーズの前作も読んでみようかな、という気になった。
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