別ブログで海外ドラマにつっこみを入れることを楽しんでいる身としては当然タイトルから興味を持ったわけであります(笑)
メディアリテラシーなんて言葉、ご存知でしょうか?
目や耳から入ってきていたのかもしれませんが意味の想像がつかなかったのでそのまま出て行ってしまっていたのかもしれません。
私だけですか。
メディアが伝える内容には意図的な偏りが含まれるので、その意図を見抜いて判断しましょう、ということらしい。
リテラシーって意味を知ってれば想像がつくものなのですね。
このわかりにくいメディアリテラシーという言葉を「つっこみ力」と命名したらどうか、と著者は提案しています。
批判や批評が嫌がられるのは一方的に言うだけで自分は無傷でいようとするから。
それでは角が立つので、つっこむことによって場を和ませるというか自分自身にもつっこませる余地を残しておくわけですね。
この言葉をあまりにも気に入ってしまいましたが、この本は言葉を定義することが目的ではありません。
この「つっこみ力」をふまえて物事を見ていきます。
以前読んだ「反社会学講座」でも提示されるデータの疑わしさが解説されていましたが、今回もそれが健在です。
常々思う、データをまとめる側が普通の生活の人ではないので普通の生活形態がわかってないんじゃないの?ということを改めて感じましたよ。
取り上げられてる自殺と失業の照らし合わせにしても、無職とはどうして無職なのかによって中味が違いますからね。
働き盛りが仕事を取り上げられたのか、定年まで全うしたのか。
意味の違うこの二つも同じ無職ではデータと呼べるのかどうか疑わしいです。
ぼんやりと思っていたことが言葉として整理できてスッキリした感じです。
何でも疑ってかかるというのは夢がないような気がしますが、鵜呑みにするのではなく自分なりに噛み砕いてみて納得できますか?出来なくてもいいんじゃないですか?そこを声に出してみましょうよ、ってことではないのでしょうか。
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