動物を介して感染する病気「人畜共通感染症」の紹介と対処法の書かれた本。
過度な接触が思いも寄らない病気を発症し、医師でさえも思いつかないことがあるという。
ではどうしたらいいか。
排除ではなく、ペットは動物であるということを認識して接することが大切と学んだ。
今の日本人は極度に清潔志向なのにペットに対してはその限りでないという不思議な矛盾点を考え直せば安心して一緒に暮らせるはず。
私自身、犬が家に来た当初は遊んだ後は必ず石鹸で手を洗っていた。
しかし時が経つうちに石鹸を使っていたのがお湯だけになり、水になり、そのうちには物を食べなければいいかな~?となっていった。
家に入れる時は足を洗ってあげていたが、そうすると雑菌が入るのか指が腫れることもしばしば。
私が菌に弱い体質のせいもあるが愛犬であるために見えなくなっていることがあったのだなあと今さら思う。
事実、亡くしてから指の腫れやモノモライが極端に少ない。
いつも鼻の匂いを嗅いでいたものなあ…。
私は人畜共通感染症とまではいかないけれどその予備軍だったことは間違いなさそうだ。
この本は恐怖心を煽らず、動物と人間は違うことさえ頭におけば心配することはないと安心を得られる。
楽しい読み物として症例が書かれているのでつい笑ってしまうが、病気自体は進行してしまうと深刻なのでその点は肝に銘じておかないと。
お身内の歯医者さんの話なんて読んでる時は笑ったけれど、後から考えると冗談じゃない!と薄ら寒くなった。
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