忍者ブログ
本の感想
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

死刑基準
「死刑基準」
 [単行本]
 著者:加茂 隆康
 出版:幻冬舎
 発売日:2008-11-26
 価格:¥ 1,680
 by ええもん屋.com

ある妊婦が強姦されたうえに殺される。夫である弁護士に恨みを持つものを念頭において捜査され、逮捕した犯人は強姦は認めたものの殺人は否定。死刑逃れの言い訳にしか思えなかったが真相は意外なことから紐解かれる。

何をしたら死刑で、何をしなかったら死刑ではないのか、そういう話だと思ったら違ったみたい。
死刑存続か廃止か、事件に関わる法曹関係者の気持ちの揺れを感じる話だった。
犯人が見つかるが全部は認めない→真犯人逮捕で見えた真相、となるのでミステリかな?とも思うけど。
真犯人を登場させることから著者は「冤罪かもしれないから死刑は廃止した方がよい」と伝えたいのかなと感じた。
冤罪で死刑(他の刑でも)などあってはならないが、代替案のないまま廃止を唱えるのは違うのでは?と考えるので。
なによりも違和感があったのは、法廷でそこまで正義を貫く人が何年にもわたって裏切り行為を続けていること。
そこには正直な人というよりも私憤がみえて仕方なかったな。
でもテーマは量刑なのだろうからこだわる私がいけないのかな。
PR
この記事にコメントする
color
name
subject
mail
url
comment
pass   Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
無題
こんばんわ。
死刑基準についての見解が争点になるのかと思っていたので、私もちょっと期待はずれでした。
ミステリとしては良くまとまっていて読み易かったですね。

実は先日からこの記事にトラックバックさせていただこうかなぁと迷っていました。
思いがけずカクテキさんが当ブログを訪ねてきてくださったので、驚きながらも嬉しかったです。
ia. URL 2009/03/09(Mon)  22:17 編集
Re:無題
タイトルと内容のズレは感じましたね。
読みやすかっただけに残念な気もしました。
>思いがけず
わ、偶然ですね。
敷居はかなり低いのでこれからもお気軽に(笑)。
【2009/03/11(Mon)  09:23】
この記事へのトラックバック
この記事にトラックバックする:
「書店はタイムマシーン 桜庭一樹読書日記」桜庭一樹 HOME 「動物園の鳥」坂木司
photo by 七ツ森  /  material by 素材のかけら
忍者ブログ [PR]
更新中
RSS表示パーツ
ブログ内検索
読書メーター
カクテキさんの読書メーター
アクセス解析