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本の感想
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黒幕さん 1 (ビッグコミックススペシャル)
「黒幕さん 1 (ビッグコミックススペシャル)」
 [コミック]
 著者:ほり のぶゆき
 出版:小学館
 発売日:2009-10-30
 価格:¥ 720
 by ええもん屋.com

政界の大物だった奥日光の隠居老人が引退後も陰で世の中を牛耳っている…そう信じる男某官僚(仮に鈴木)が見た、黒幕さんの真実とは…?

何度お伺いしても、本当はこのお方が…となってる鈴木(仮)がかわいい。
いいかげん、ただのじいさんだと気付け!と(笑)
時事問題を扱ったものを読むと、古く感じるのは仕方がない。
そこは、懐かしさと「真相はこうだったのか!」と間違った方向に修正していけばいいのではないでしょうか(笑)。
ご隠居に付いてる、サングラスのSP(?)が何気におバカさんで私は好み。
それにしても字が多かったなあ(笑)。
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今回、こちらの商品に応募してみました。

株式会社健康家族
じゃがいも生まれ満腹ダイエット
実売価格 4,200円(税込)


食べ物ばかりに応募しているので、当然の結果というかなんというか、とにかく目をひく商品であったのは確かです。
ダイエット食品というと脂肪燃焼サポートとか、カロリー吸収を妨げるとかいったものが主ですが、こちらの商品はじゃがいもから抽出した成分が、満腹中枢を助け食後の満足感を得やすくしてくれるらしい。
例え、胃を小さくする手術をしても食べちゃうんだろうな…と悲観している私向きかもしれない(笑)。
満腹中枢を助けてくれるだけでなく、納豆菌や燃焼サポート成分も含まれているそうで、運動しながら摂取することでさらに効果が期待できそう。
とりあえず試してみたいのできっかけをいただけたらいいな、と期待しておきます。


アウトアンドアウト
「アウトアンドアウト」
 [単行本]
 著者:木内 一裕
 出版:講談社
 発売日:2009-07-30
 価格:¥ 1,575
 by ええもん屋.com

「水の中の犬」でその男気に涙した矢能を中心にした物語。
話は独立しているので「水の中の犬」を読んでいなくとも入っていけるが、読んでいると泣き所が確実に増える(笑)。
依頼人になるはずの男を殺された矢能が、事の真相を嗅ぎつけて選んだというか選ばせた道、犯人であるはずの数馬という青年が真相を知って選んだ道、ここが山場だったなあ。墓地で矢能と数馬は確かに心が重なっていたはずだもの。
両者が重なってからの作戦はちょっぴりできすぎの気がするけど。
テレビや人が何と言おうと「おまえが感じたことが正しい」と言い切る矢能にやっぱり惹かれる。
殺人マシーンのように報道された数馬だったが、その生い立ち、短く畳み掛けるような文体が数馬の寂しさを強調しているようにも感じられ、ここも私には好きなところだった。
「わたしが感じたことだけを信じよう」と思える理恵はきっと数馬の心に温かみを添えてくれる存在になったはず、と連想もできるし。
矢能を主人公にした話は続くのだろうか。
大切なものがわかってしまって、これからどうなっていくのか興味もあるけど見たくないような気もする(笑)。
裏切り (小学館文庫)
「裏切り (小学館文庫)」
 [文庫]
 著者:K・アルヴテーゲン
 出版:小学館
 発売日:2006-08-04
 価格:¥ 730
 by ええもん屋.com

夫ヘンリックの心が離れてしまったエーヴァ、昏睡状態の恋人アンナに常軌を逸した看護を続けるヨーナス、別々に進む物語が接点を持ったが故に恐ろしい破局へと向かう…というような紹介に心惹かれて読んでみた。
始まりの、決定的なすれ違いの描写を、最初はエーヴァ、その後にヘンリック、それぞれの視点から書かれていること、ヨーナスとエーヴァの出会いもそれぞれの視点から、というのが非常に興味深かった。
個々が何をどう見て感じているのか、その違いが人そのものという感じで好きなところ。
しかし、いかんせん鈍感すぎないか?エーヴァの仕掛けに気付かないヘンリックといい、それをしたことでどうなるかを想像しないエーヴァといい。
理解できない極めつけは、仕掛けたことの最悪の結末にふらふらと家を出たエーヴァがヨーナスの家について行くことだ。ついて行くのはまだいい。しかし何故風呂に入る?これはまったくわからん。だからこその結末なのかもしれないけれど。
エーヴァに自分以外の男の影を感じた途端に、エーヴァへの愛を思うヘンリックも私には薄っぺらいだけだったなあ。
私向きではなかった、ということなのだな。
「罰とか報いというものはない あるのは結果だけなのだ」という冒頭の言葉が全てなのかもしれない。
愛しき者はすべて去りゆく (角川文庫)
「愛しき者はすべて去りゆく (角川文庫)」
 [文庫]
 著者:デニス レヘイン
 出版:角川書店
 発売日:2001-09
 価格:¥ 1,000
 by ええもん屋.com

私立探偵パトリック&アンジーのシリーズの四作目。
読み始めてからあまり心の具合がよくなく、読み続けるのを躊躇った。
一度読んでいるのだから大丈夫、と読み続けたが、やっぱり辛さは半端ではない。
単なる幼児誘拐事件と思われたが(単なるってのも嫌な言い方。虐待されている可能性が大きいもの)、自堕落な母親へリーンが麻薬売上金を掠め取ったことへの報復との色合いが強くなり、中盤でその金と誘拐されたアマンダの交換という山場を迎えるが取り引き失敗、金もアマンダも行方知れず。
しかしこれは誘拐事件の本当の姿を見せる入り口に過ぎなかった。
幸せな家庭を与えるためなら法律を無視してもいいのか?答えを出せないまま、パトリックとアンジーの想いもすれ違ったまま話は終わる。
過去三作も、すっきりと明るい最後ではなかったがこれはツライ。
パトリックがへリーンの元を訪れて現実を見ているからなおさら。
海外ドラマ「コールドケース5」の最終回も似たような誘拐事件で、希望と不安、どちらともとれるエンディング。話としては好きだけど、子ども幸せとは…と考えるとねえ…。
最初と最後の挿話の意味をパトリックが知ったらと思うと「彼女を家へ帰してやっただけだ」という言葉が重過ぎる。

このシリーズを再読しだした理由は、この四作目が原作の映画「ゴーン・ベイビー・ゴーン」を見るため。
もう一度読んでから見たかったのですもの。これでHDDでお休みいただいているのをいつでも見られるぞ~(笑)。
ゴーン・ベイビー・ゴーン [DVD]
「ゴーン・ベイビー・ゴーン [DVD]」
 [DVD]
 レーベル:ウォルトディズニースタジオホームエンターテイメント
 発売日:2009-12-16
 by ええもん屋.com

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photo by 七ツ森  /  material by 素材のかけら
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