「アメリカ人の半分はニューヨークの場所を知らない (Bunshun Paperbacks)」
[単行本(ソフトカバー)]
著者:町山 智浩
出版:文藝春秋
発売日:2008-10-09
価格:¥ 1,050
by ええもん屋.com
[単行本(ソフトカバー)]
著者:町山 智浩
出版:文藝春秋
発売日:2008-10-09
価格:¥ 1,050
by ええもん屋.com
でもほとんどが新鮮だったのは何故?(笑)
デタラメな戦争、暴走する宗教、格差社会、と実際に生活する町山さんが肌で感じたアメリカ。
宗教、政治、と素人にはとっつきにくい話題も実際の生活での影響があげられているのでわかりやすいですね。
戦争はともかく、格差社会の未来や政治の話は今の日本にはとても他人事ではない。
格差社会の項にある「30Days」という番組は私も見た。
初回がこの「最低賃金で働いてみる」だったので特に印象的。
毎日毎日働いているのに生活していけないなんてどう考えたっておかしい、アメリカは間違っていると思っていたが今の日本はこれを後追いしているようだ。
破綻しかけている年金制度も、日本がこんなにトップの入れ替わりが激しい国でなかったらとっくにアメリカに追随しているかもしれない。
というように、アメリカの(というかブッシュを)笑った後には日本の現状や不透明な先行きが浮かんで笑えなくなるという本。
サブプライムローンの話を読んでいて思いだした余談。
お笑いコンビのパックンマックンがラジオでサブプライムローンを解説するというのがあった。
アメリカ出身のパックンが「アメリカの友だちもこれでたいへんですよ」みたいなことをマエフリで言った。
話が進む中、「友だちは実際どんなふうなの?」と質問されたら一瞬口ごもった後「僕はハーバード大ですから友だちはサブプライムローンなんて関わってないですよ」とオドロキの発言。
当然と言えば当然、ああ、さっきのセリフは本当にマエフリだったんだ、と笑わせていただきました。
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Re:無題
面白かったのですが、今の日本がアメリカの轍をたどっているようで寒くなります。
最低賃金で暮らせない、雇用問題、同じ道ですよね。
今どうにかしないとああなってしまうという警鐘でしょうか。
最低賃金で暮らせない、雇用問題、同じ道ですよね。
今どうにかしないとああなってしまうという警鐘でしょうか。