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本の感想
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からくりがたり
「からくりがたり」
 [単行本]
 著者:西澤 保彦
 出版:新潮社
 発売日:2010-08
 価格:¥ 1,470
 by ええもん屋.com

自殺した兄の日記を発見した妹が、おおよそ兄の性格からは想像できない愛欲日記であることを疑問に感じて探ってみると…という連作短編集。
あっちの登場人物がこっちにも!というつながりのある話は個人的に大好き。
しかし、それなのに、西澤さんなのに、私には物語の着地点が見えませんでした…体調が悪いからか?
「計測機」なる囁き人がダメだったのかなあ?
でも、私確か「腕貫探偵」にはそういう人を求めてたよね(笑)。
最終的にひとつの物語になっているけれど、私にはひとつひとつ独立した話と受け止めたほうが受け入れやすかったかも。
いや、そうするとこのつながりの妙がもったいなくなってしまう。
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