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本の感想
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愛しの座敷わらし
愛しの座敷わらし
posted with amazlet at 08.10.29
荻原 浩
朝日新聞出版
売り上げランキング: 52320


座敷わらしとの交流(笑)が始まるまではちょっとだるかった。
それが現実のものなのだとわかってからの話はあっという間。
だるいなと感じた部分も、壊れかかった家族というのが十分伝わってくるし、再生の道をたどり始め生き生きしてくる様子も楽しめたのですが。
読み出してこのタイトルではネタバレというかこのように落ち着くのは火を見るよりも明らかなのでは…?それが残念と言えば残念。
テーマはそんなことではないのでそんなの問題ではないのでしょうが。
現れた家に福を呼ぶくらいの大雑把なことしか知らなかった座敷わらしが、どういった経緯で人々の心に誕生したのかが語り伝えられているので、しゃぼんだまではしゃぐ座敷わらしに動揺「しゃぼんだま」へ込められた本当の意味(と言われていること)が重なって、かわいらしくも切ないシーンが目に浮かびます。
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無題
こんにちは。トラックバックします。(うまくいかなかったら、ごめんなさい)
この話は、当初新聞連載で読みました。挿絵がかわいかったです。田舎暮らしの描写が妙にリアルでした。(私の居住地も田舎なので・・・)
新聞だと、初めての作家さんでも気安く読めますから、連載始まると一応目を通します。今も一作追っかけてますが・・・
ほっそ 2008/10/30(Thu)  13:10 編集
Re:無題
これも新聞連載だったのですよね。
連載形態で読んだほうがそれぞれの心の様子にもっと触れられたかもしれません。
新聞連載を本にしたものは読みやすいのですが、加筆・修正が加わらなくても当初の感じとは微妙に異なるような気がします。
よかったり悪かったり、それも極々微妙なのですけどね。
ほっそさんのところと同じ新聞をとってるような気がしますが、うちは総合版(というか朝刊だけ)なので興味のある連載を逃しているようです。
朝刊の人は学生時代に読んでいて頭が痛くなってから近寄っていません(笑)。
【2008/10/31(Thu)  11:57】
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