息子の回復を祈るひたむきなシェリーが、義父の差し向けた卑劣な男の仕掛ける罠に振り回されるサスペンス。
卑劣な男クリフが一見誰にでも愛想のいい親切な男なので、シェリーは窮地に追い込まれていく。
しかし、まわりの人の目だって節穴ではない。
シェリーの訴えに、男の矛盾と悪意を見抜くのでした。
周囲のシェリーを守ろうとする様子が、それまでが孤独であっただけに効いてます。
シェリーには評判を落とす隙などないと気づきながらも、仕事に夢中になっていくクリフが哀れでもある。
彼、途中から目的がわからなくなっているようだった。
クリフに依頼した義父でさえも、最後はシェリーを嫌々ながらも認めているのに。
シェリーの心の動きが主人公かと思ったが、常軌を逸したクリフの方が見物だった。
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