肺を病む小柄な青年カールが大学へ入るために田舎町にやって来た。
下宿先の主人は被告人として裁判を待つ身。
カールはこの主人を裁判に出られなくするために送り込まれてきたのだった。
その時へ向け、着々と準備を進めているはずだったが、思わぬ展開が待っていた…
トンプスンの何が好きって、素敵に下品で、主人公の首がどんどんしまっていく感じ。
普通の人が一歩踏み込んでしまったら抜け出せなくなっていく様子とか。
「残酷な夜」は普通の人ではなくて「伝説の殺し屋」。
その男がどうすぱっとターゲットを仕留めるか、とはならず、計画がほころんでついには…この闇がたまりません。
もうですね、主人公が常に汗かいてるイメージなんですよ。
緊張してるというか、もうその街が汗の街みたい。
今までに読んだトンプスンのどれにも言えるかも。
渇いた感じって、しないなあ。
心は渇ききってるけどね。
PR
この記事にコメントする