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本の感想
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密室の鍵貸します (光文社文庫)
東川 篤哉
光文社
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彼女にふられた大学生戸村流平は就職の口を利いてくれた茂呂先輩のアパートで映画鑑賞&飲み会。風呂に入ったきり戻らない先輩を心配してのぞくと風呂場で死んでいる!慌てて友人に連絡をとると、自分をふった彼女も突き落とされて死に、警察は流平を探しているという。彼女殺しのアリバイはあるのにそれを証明してくれる先輩は死んでいる、二つの事件の容疑者にされそうな流平は元義理の兄で探偵の鵜飼に助けを求める。

烏賊川市シリーズの4作目「交換殺人には向かない夜」を先に読んでしまったが、これがシリーズの最初で東川さんのデビュー作。
解説で「ユーモア本格ミステリのエース」と有栖川有栖さんも書かれているとおり、楽しんでるうちにいつの間にやら重要情報も知らされ、それらをさらっと回収してきて解決を迎えています。
どうでもいいようなニュース、志木刑事の服装や過去、そういうものがちゃんと絡んでいるのが私にもよくわかり、とても気持ちがいいです。
犯人の根本的な動機は想像できなかったのでどうするのかな?と思っていたら…そうでしたか(笑)。
流平が慕う理由、へんてこりんだけども一目置かざるを得ない鵜飼というのがなんとなくわかった気がします。
やはり一作目の無言のキャラクター付けは重要だ、シリーズ物は一作目からがよろしい、と心に刻むのでした。
今見てるドラマも微妙に失敗してるし(笑)。
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密室の鍵貸します
ああ、懐かしいです。
犯人の動機のインパクトが強かったような(笑)。
文庫は有栖川さんの解説なのですね。
読みたいなぁ。
めみ URL 2008/12/05(Fri)  21:22 編集
Re:密室の鍵貸します
ようやくデビュー作にして烏賊川市の第一作を読むことが出来ました。
最初のキャラクター付けは大切だなということがよくわかりました。
>犯人の動機のインパクト
そこまで思い入れる理由がなかなかわかりませんでしたが、そういう理由ならばと納得しました(笑)。
【2008/12/06(Fri)  11:27】
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