ミステリマガジンと分冊になってから毎回購入しているものの、どうも気に入らなかった。
しかし今回ガラッと雰囲気が代わり、たいへんに好みの形式。
国内・海外ベスト20の発表だけではなく、それぞれ上位100冊を紹介している。
それだけではなく、例年あったように発売されたミステリ本総目録まで。
どの本にどんな感想を持つかなんて様々なので、紹介できる範囲をできるだけ広げてくれたことはとても嬉しい。
ベスト100のガイドでは、ストーリー・サプライズ・キャラクター・ナラティヴの四つの基準がそれぞれ25点満点で評価されているので、自分の好みの作風をさぐる手助けにもなるかも。
真ん中あたりにある、多岐にわたったジャンル別ベスト5も、いろんな感じ方がわかっていいかも。
巻末には、「海外ミステリ オールタイム・ベスト100 forビギナーズ」と題したリストも。
ミステリ好きだけど、目先のものに流されて読む傾向にある自分のような万年ビギナーズにはもってこいの企画。
巻末の企画はともかく、この形式を続けてくれるならこの時期に出る他社のランキング本は買わないと思う(笑)。
実際、今年は買わない。
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