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本の感想
となり町戦争 (集英社文庫)
「となり町戦争 (集英社文庫)」
 [文庫]
 著者:三崎 亜記
 出版:集英社
 発売日:2006-12
 価格:¥ 500
 by ええもん屋.com

居住する町と、となり町が戦争を始めたのに、何故か外国での戦争をニュースで知るようでしかなく、しかし町の広報に載せられる戦死者は確実にいる。
現実感がないのに偵察任務を命じられた主人公の目から見た奇妙な戦争が語られる、というのがこの本。
気に入らないところがあるから、憎いから、とそういう感情があって始まるのが戦争だと思っていたが、ここで始まったのはそれによっての経済効果や鼓舞された住民の力を当て込んでのもの。
戦争という事業を共同で遂行した、ということになるらしい。
戦争によって潤う仕事があるのも事実である、そこを殊更ドライに見ているといえるかもしれない。
「何故戦争なのか?」、あいまいな動機、お役所がやってることだから、戦争にも適用されるお役所仕事、と戦争という今の私たちには現実からかけはなれた言葉を借りて、とても現実的な気質を見せられているような気がしてならなかった。
ふざけているかのような、おおよそ9時から5時までの戦闘時間や、年末年始休戦だけど、「The Wire」のギャングも、日曜の朝は教会に行く時間なので襲撃はご法度というくらいなので現実的なのかもしれない。
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