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本の感想
走ろうぜ、マージ
「走ろうぜ、マージ」
 [単行本]
 著者:馳 星周
 出版:角川書店
 発売日:2006-06
 by ええもん屋.com

バーニーズ・マウンテン・ドッグのマージ。11歳。
悪性組織球症という病気に冒され、永遠の眠りにつくまでの日々が綴られた本。

「読まない」と決めていた。
元々、闘病記やペットを亡くした本は読まない。
哀しく、寂しくなることがわかっているから。
馳さんが彼女を飼い始めた頃を知っている。
あのマージでしょ、書評の連載なのに必ず触れられていたマージでしょ。
だったら余計、泣いてしまう自分が想像できる。
でも読んじゃったよ。だっていつの間にか家に本があるんだもの!

余命を告げられた後、少しでも快適に過ごせるよう
かつて楽しそうにしていた軽井沢に一夏移り住んでしまう。
でも病気は止まってくれない。
どこまでも献身的。だって大切な家族だもの。
住まいまで替えることはできないが、出来る限りのことはしてあげたいとは思うもの。
大切に大切にされてマージは幸せだっただろう。
病気は苦しいけれど、きっと幸せだった。

あとがきにもあるけれど、犬に人間と同じ寿命を期待するのは無理。
そんなのわかっている。一生が短い分、飼うことを選んだ自分の責任を考えてしまう。
「一緒にいられて幸せだったか?」この言葉に集約されていると感じる。

馳さんがペットロスに陥らなかったのは、もう一頭のワルテルの力が大きいんだろうな。
哀しいけれど、ワルテルはお腹もすくし、散歩もしたい。
自分を頼りにしてくれる子がここにもいる、そんな気持ちの勝利だろうな。
こんなこと考えちゃうから読みたくないんだよな…(笑)
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