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本の感想
ストロベリーナイト (文芸)
「ストロベリーナイト (文芸)」
 [単行本]
 著者:誉田 哲也
 出版:光文社
 発売日:2006-02-22
 価格:¥ 1,680
 by ええもん屋.com

美人でノンキャリアなのに30歳前にして警部補になった姫川玲子シリーズの一作目。
こういう事件あるだろうなと思うものの、どこか現実味が薄く、私は玲子のように犯人に対して泣いてあげることはできない。
犯行に至るポリシーの違いによる分裂でも、人を殺したことには代わりないものなあ。
玲子以上の凄惨な過去を持ち、人を殺すことは自分と同じ血を確認して自分が人間であると感じたいというエフは、自傷行為が枝分かれしたかのような、精神の治療を要するものだと思うが。
もっとわからないのは上しか知らないお坊ちゃまの殺人遊戯。
自分は生きててよかった、次回はわからないけれど、というのがストロベリーナイトのしくみ。
このお坊ちゃまだけかと思いきや、そのしくみに魅せられたものが大勢いるというのが…ね。
事件にはさっぱり現実味を感じられなかったけれど(嫌なものは見たくないからか?)、玲子やとりまくキャラクターには体温があったかな。
でも玲子の過去とそこから立ち上がった経緯にはやっぱりな、という気が。
立ち直ることへの応援なのかもしれないが、設定が安易のような…。
今後の玲子を成長させる出発点なのだと考えれば必要なことなのかも。
玲子班の面々と共に、シリーズとはそういうものなのかもしれない。
そういう意味では機会があれが続きも読んでみたい、かな?
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次も積んであるのですが
こんにちは。
僕は続きも読んでみようと思い、『ソウルケイジ』を買ってはあるのですが積んだままです。
ちょっと犯行が凄惨なので及び腰ですが、また彼女たちの活躍を読みたいと思っています。
もうひと捻りしていると、もっとおもしろくなると思うのですが。
shiba_moto URL 2010/02/11(Thu)  11:17 編集
Re:shiba_motoさん
絶対に読みたくないというわけではないですけれども、とりたてて読みたいかというとそうでもない、という感じです。
文庫化されて大人気という情報が入っていたので、高い下駄を履かせてしまったのかもしれません。
続きを読むかどうかはshiba_motoさんに感想をお聞きしてからにしようと思います(笑)。
【2010/02/12(Thu)  09:11】
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[review]誉田哲也『ストロベリーナイト』
 植え込みに放置された青いビニールシート。中に包まれていたのは惨殺された男の死体。捜査一課の主任警部補姫川玲子も自らの班を率いて捜査本部に参加する。事件は次々と過去の死体を呼び起こし、それらには奇妙な一致が見られた・・・  魅力的でおもしろい登場人物が揃
URL 2010/02/11(Thu)11:17:33
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