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本の感想
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裁判官の爆笑お言葉集 (幻冬舎新書 な 3-1)
長嶺 超輝
幻冬舎
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裁判員制度への不安が拭えないせいか、どうしても裁判関係の本が気になってしまう。
読みやすかったけれど、中味とタイトルが合ってないと思う。

タイトルから、徹底的に法廷での裁判官を茶化したものかと期待(?)していた。
実際はよくも悪くも裁判官も人間であるということを教えてくれるものだった。
以前読んだ本で裁判は始まった時にはもう行く末は決まっているという印象があった。
それは出来レースということではなく、過去の判例等に基づき量刑まで含めて、言葉は悪いがある程度の制約があるということなのだろうか。
そういった暗黙の決まりの中でも自身の言葉で訴えかけようとする姿勢は受け止めたい。
私、どこからものを言ってるのでしょう(笑)。

形式は右ページに「お言葉」、左ページに当該裁判の説明、というとてもわかりやすく読みやすい。
しかし欲を言えば、年齢、性別、対象裁判の罪状等、被告人の最低情報を全部に統一して書いて欲しかった。
この本の主人公はあくまでも裁判官ということであえて書いてないのかな?

「裁判官の一張羅」というコラムの中に、またまた裁判員制度への心配事を発見。
裁判官の着ている黒い法衣、裁判員も着用することが検討されているとか。
そんな形にこだわって金を使うんじゃない!(笑)
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無題
こんばんは。こちらには初めてお邪魔します。
元・本プロのじょせでございます。

この本はバイト先の本屋でお客さんに問い合わせを受けてから気になっていた本でした。これでも一応裁判員制度のパネルディスカッションを見に行ったこともあります。これからはもう無関心でいるというわけにはいきません。こういった本はこれから大事になっていくのでしょうね。
じょせ 2007/10/13(Sat)  01:14 編集
無題
じょせさん、こんにちは。
パネルディスカッションに参加されたりしているのですね。
私は嫌だな〜と思うだけで、逃げ道があるものならそっちを探したい方です。
これはタイトルよりは真面目感がありますが、気楽に読める本でした。
無視するわけにはいかなくなってきた裁判員制度なので、私のような裁判初心者が読むにはぴったりかもしれません。
じょせさんは本屋さんでバイトされているのですね。
本プロには短期間しかお世話になれなかったのでお話したことありませんでしたね。
これからよろしくお願いします。
カクテキ 2007/10/13(Sat)  11:56 編集
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