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本の感想
愚行録
「愚行録」
 [単行本]
 著者:貫井 徳郎
 出版:東京創元社
 発売日:2006-03-22
 価格:¥ 1,785
 by ええもん屋.com

新興住宅地で起きた一家惨殺事件。
被害者家族はどんな人だったのか、その事件の取材と思われるインタビューの形で話は進んでいく。
冒頭の育児放棄で逮捕された母親の記事とか、インタビューされる人の変わり目に登場する妹から兄への語りがどうつながるのかは後々わかるのですが。

インタビューに答える人によって被害者像は違う。
ある人には憧れの対象、ある人にはその逆、というように。
同じ人物を語るのにこうも違うか、と感じる。
そんなことされといてよくもまあ好意的になれるなあ、ということまで。
まあ昔で時間がたっているってこともあるのだろうが。
私はひねくれて物を見るタイプなので、被害者夫婦が美化して語られていても「コイツラ企み過ぎ」と恐くなるが、それ以上に恐いのはインタビューされている人たち。
想い出に浸るからなのか、どんどんヒートアップしていく様子が恐い。
同じ時期に絡んでいる人たちの話がもっと並んでいたらと思う反面、恐さ倍増になる気もする。

最後にこのインタビューの真相が明らかになるが、まあ後味悪い。
「愚行」は何を指しているのか。インタビューと同じでこれも読んだ人毎に違うんだろうな。
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