忍者ブログ
本の感想
闇よ、我が手を取りたまえ (角川文庫)
「闇よ、我が手を取りたまえ (角川文庫)」
 [文庫]
 著者:デニス レヘイン
 出版:角川書店
 発売日:2000-04
 価格:¥ 980
 by ええもん屋.com

私立探偵パトリック&アンジーシリーズ「スコッチに涙を託して」に続くの第二作。
マフィアに狙われているかもしれないという精神科医の依頼。そこへ磔にされた死体が発見されたところからこの事件の元は精神科医ではなく、パトリックの過去へと結びついていく。

人間関係の描かれ方がたまらない。
大切な人を大切だと認められたところに訪れる悲劇、それが新たな心の別れを作り出したかに思えるが「永遠に生きつづけるつもりなの?」の言葉を発した人物ならではの絆の再確認。
この二作目で関係性にやられたんだなあ、と感慨深い。
一作目だけだとパトリックとアンジーとどうしてフィルが仲良しなのか理解できないもの。
アンジーだけならそういう男に引っ掛かったという見方もあるけど。
パトリックの父親への想いもさらに苦く、でもそれが深みを呼び、今作のキーにもなっている。
このシリーズは途中のどれかひとつをいきなり読んだら損する。
異常者の挑戦状のような事件も実はパトリックの過去に関わっているわけで、それには彼の周囲の人との関わりを本のとおりに知っていく方が厚みや驚きの響き方が違ってくると思う。

偶然にも今発売中のミステリマガジンはデニス・ルヘインの特集。
もちろん、このシリーズを含め全作品の解説付き。
再読し終えたら「運命の日」に手を出そうかな。先の長い話だけど。

ミステリマガジン 2009年 02月号 [雑誌]
「ミステリマガジン 2009年 02月号 [雑誌]」
 [雑誌]
 出版:早川書房
 発売日:2008-12-25
 価格:¥ 840
 by ええもん屋.com
運命の日 上 (1) (ハヤカワ・ノヴェルズ) (ハヤカワ・ノヴェルズ) (ハヤカワ・ノヴェルズ)
「運命の日 上 (1) (ハヤカワ・ノヴェルズ) (ハヤカワ・ノヴェルズ) (ハヤカワ・ノヴェルズ)」
 [単行本]
 著者:デニス・ルヘイン
 出版:早川書房
 発売日:2008-08-22
 価格:¥ 1,890
運命の日 下 (ハヤカワ・ノヴェルズ) (ハヤカワ・ノヴェルズ) (ハヤカワ・ノヴェルズ)
「運命の日 下 (ハヤカワ・ノヴェルズ) (ハヤカワ・ノヴェルズ) (ハヤカワ・ノヴェルズ)」
 [単行本]
 著者:デニス・ルヘイン
 出版:早川書房
 発売日:2008-08-22
 価格:¥ 1,890
PR
この記事にコメントする
color
name
subject
mail
url
comment
pass   Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
この記事へのトラックバック
この記事にトラックバックする:
「それでも町は廻っている 5」石黒正数 HOME 「訴えてやる!大賞 本当にあった仰天裁判73」ランディ・カッシンガム
photo by 七ツ森  /  material by 素材のかけら
忍者ブログ [PR]
更新中
RSS表示パーツ
ブログ内検索
読書メーター
カクテキさんの読書メーター
アクセス解析