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本の感想
赤い羊は肉を喰う
「赤い羊は肉を喰う」
 [単行本]
 著者:五條 瑛
 出版:幻冬舎
 発売日:2007-01
 価格:¥ 1,890
 by ええもん屋.com

八丁堀にある内田調査という計数屋に勤務する偲。
今は出店するブランドショップの事前調査を依頼されている。
そんな折、今まで平安だった街で小さな犯罪が頻発する。
次第に強盗や暴力が発生するまでにエスカレートする。
これはあのブランドショップのイメージ広告が影響しているのではないか、と偲は独自に関心を示すのだった…。

ペンギンの群れは最初に動き出した一匹につられて行動している、これを世間を動かすことに利用できるか?というような意味の新聞広告を見てこの本に関心を持った。
ちょっと道をつけてやるとそれについて行ってしまう人間の愚かな部分をついたもの。
サブリミナルは視覚というか脳に直接訴えるが、これはブティックの宣伝を隠れ蓑に囮のリーダーを設えてそれに従わせようというもの。
ただの宣伝ではなく、選挙や複雑な人間関係が絡み合ってるんですけどね。
ブティックの広報と国会議員選挙、あちこちに散らばっている過去の早過ぎた天才たちがどうつながるのか、この展開もお楽しみだ。

五條さんの本は読んだことがなかった。
内容紹介等を見ると重厚なテーマが多く、軽薄で深刻な問題は避けたい私にはキツイかな、と思っていた。
この本は「意図的な大衆操作」という興味のもてるテーマだったので手にとることができた。
思ったよりも読みやすく、他の本にも興味がわいたが果たしてチャレンジする気力があるだろうか。
とても面白かったが、あえて苦言を言うとすれば主人公の内田偲について。
あんた、薄給だというわりには人に奢りすぎじゃないかい?かな(笑)。
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