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本の感想
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精霊探偵
「精霊探偵」
 [単行本]
 著者:梶尾 真治
 出版:新潮社
 発売日:2005-09-29
 価格:¥ 1,680
 by ええもん屋.com

奥さんを交通事故で亡くした男性が主人公。
最初の数ページはあまり好みではない話かな、と思った。
だって奥さんを亡くした哀しみを引きずっていて、何も手につかない、仕事もその他のことにも現実感がもてない、というようなことばかりだったから。
悪いことを言うと、映画のせいで味をしめたかと正直思った。
小説の黄泉がえりは読んだけれど映画は観ていないし、それにつづく映画も内容を聞くと二の足を踏んでいたので。
評判は良かったんでしょ? よく知らないけど。
事故をきっかけに、何故か背後霊が見えるようになったという。
物を無くした人の背後霊が彼にその場所を教えてくれる。
彼はその人に「どこそこを探してみたら」と教えてあげる。
すると見つかるから感謝される、ってな感じ。
タイトルから察すると、日常のこんな小さな謎を「見えてしまう」力で解決していくのだろうと思ったが。
不思議な力の噂を聞いて失踪した奥さんを探して欲しいとの依頼が来る。
支度金ももらってしまった手前、調査に乗り出すことになる。
このあたりから話は転がっていく。
どんどん不思議な話に突入。
背後霊が恐ろしい生き物の集団に襲われたり、奥さん探しを依頼してきた人の様子が変化したり、と日常の枠の出来事ではない。
本の表紙が黒猫なのですが、その黒猫というか猫が活躍する。
それと一緒におませさんな女の子も探偵助手として活躍する。
後半、私には荒唐無稽な感じが強くてついていくのにちょっととまどいもしたが、面白かったというのも事実。
知人がどこかで聞いたのが、シャマラン映画2本分という評。
なるほど。
それをもう少し突っ込むと、サインかと思ったらシックスセンスだった というところでしょうか。
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