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本の感想
ブラックペアン1988
講談社
発売日:2007-09-21
おすすめ度:4.5

ERを12シーズン、HOUSEを2シーズン見ててもわからない医学用語ばっかりだ(笑)。著者もそんなところにポイント置いてないでしょうけど。

1988年5月、東城大学医学部付属病院外科研修医となった世良雅志。目をかけてくれる両極端な指導医高階と渡海の元で日々奮闘中。なんて書くと、新米医師の青春成長物語みたい。そういった側面もあるが主題は別のところ。
外科の大ボス佐伯教授に不遜な態度をとり続ける渡海、他病院から放り出されたエリート高階、それぞれ別側面からの異端児が心に期していること、それがポイント。途中から高階のは失速してるように感じだけど。
佐伯教授のブラックペアンに込めた真意、教科書どおりではどうにもならないことへの決断を下した苦しみがひしひしきます。
が、それ以外の佐伯教授はどうなんだろ?世良の「患者の命を粗末にするような判断を教授がするはずない」、その通りだったのだけれど中盤の高階を罠にはめるようなあの戦略はひっかかる。これをきっかけに高階のキャラクターが引っ込んじゃった感じだったもの。それが佐伯教授の作戦か!(笑)
大学を厄介払いされた高階の「帝華大学は出過ぎた杭は打たない、引っこ抜く」は印象的。打たれてるうちはまだ使う気があるってことなのか(笑)。

「バチスタ」で散々話題なのに今まで読んだことなかった海堂さん。
シリーズものではなさそうなのでこれならどうかと読み、読後に調べたら「バチスタ」のスピンオフ的な話らしいじゃないですか、迂闊だ…。
今まで気にもとめてなかったのに急に読んでみたくなったのは「死因不明社会」という本を書かれた経緯にとても興味をもったから。
勤務医ということは知っていたが、どういった方面が専門なのかは知らなかった。
死亡者の98%は見た目だけで死亡診断書が書かれているという。医学の進歩のためにも死亡時に画像診断することの大切さを説いているようだ。興味深い本なのでこれはまた後に感想を書けたらな、と。
死因不明社会 (ブルーバックス 1578)
海堂 尊
講談社
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無題
海堂作品は手術シーンの緊迫感や、天才医師の不遜な態度がツボで読んでいるのですが、腑に落ちない展開はいーっぱいありますよ~(笑)。
医師同士の足の引っ張り合いなんて、低レベルすぎて呆れるほど。
現役の医師が書いているので、これが現実なんだと思うとゾッとします。
私は『死因不明社会』を数ページで断念しちゃいました・・・。
これが初・ブルーバックスだったのが敗因です。
Aiの必然性については、これまでも作中で取り上げられていたので興味はあったのですが、できれば小説で読みたいなぁと(汗)。
めみ URL 2008/02/04(Mon)  14:50 編集
Re:無題
過去のシリーズをふまえて読んだ方が面白かったのだなあ…とちょっと残念です。
知らないでしてしまったことなので仕方ないです!と言い聞かせるしかありません。
>腑に落ちない展開
東城大学医学部になじみがなくてもそう感じられるのですね。
それなら安心(笑)。
「死因不明社会」、断念しちゃいましたか。読めるか不安になってきました。
バチスタで取り上げられているテーマがそういうことだとは知らず、避けてしまったことが今さらながら残念です。
【2008/02/09(Mon)  11:35】
なるほど
ブラックペアンの方は読んでないとなんともコメントしづらいが、
死因不明社会の「死亡者の98%は見た目だけで死亡診断書が書かれている」というのは衝撃的な数字だ

引き続き踊りながら調査を頼んだ
ぐれーとぶりぶり団 URL 2008/02/04(Mon)  18:26 編集
Re:なるほど
死因不明社会の「98%は~」というのは衝撃的ですよね。
これをそのまま受け止めると、誰の本当の死因もわからないんだなと想像すると複雑です。
踊りながら調査は難しそうなので調査後に踊りながら感想が書ければと思います。
【2008/02/09(Mon)  11:38】
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