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本の感想
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ピカルディの薔薇
集英社
発売日:2006-11
おすすめ度:5.0

「ルピナス~」を続けたせいかまた津原さんの本を読みたくなってしまった。
そしたら…またやっちまったようです。
amazonの紹介見たら「猿渡シリーズ、待望の続編!耽美怪奇短篇集」とあるじゃないですか。
「蘆屋家の崩壊」というのがそれのようだ。
粗忽者なのは重々承知だけれど、こう続くと…開き直るしかない(笑)。

「綺譚集」は美しいのかグロテスクなのか、その紙一重のところを歩かされている感じが強烈だった。それで免疫ができたのか強烈さは薄れましたが紙一重感はそのまま。タイトルになっている「ピカルディの薔薇」なんてまさにそんな感じ。
夏目漱石の「夢十夜」がとても好きなので「夢三十夜」に興味津々だったが、本を読み終えてみるとこの本全体が夢十夜の世界だな、と思えた「夕化粧」なんて特に。
「ルピナス~」しか知らないと驚くだろうけれどこの世界はたまらない。猿渡と伯爵の関係を先に知っていればもっと…と思わないでもないけれどこれから読めば大丈夫なのです。悔しくなんかありませんよ。

珍しい食べ物の話がたんまりと登場しますが蛭のソーセージは…!
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