忍者ブログ
本の感想
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

会員制殺人サイト 上 (ランダムハウス講談社文庫 シ 4-3)
「会員制殺人サイト 上 (ランダムハウス講談社文庫 シ 4-3)」
 [文庫]
 著者:ピーター ジェイムズ
 出版:ランダムハウス講談社
 発売日:2008-12-10
 価格:¥ 924
 by ええもん屋.com
会員制殺人サイト 下 (ランダムハウス講談社文庫 シ 4-4)
「会員制殺人サイト 下 (ランダムハウス講談社文庫 シ 4-4)」
 [文庫]
 著者:ピーター ジェイムズ
 出版:ランダムハウス講談社
 発売日:2008-12-10
 価格:¥ 893

同じ著者の「1/2の埋葬」が気になっていたのですが、どういうわけかこちらを読んでしまいました。
しかも、警視グレイスシリーズとしても2作目。
順番にうるさい私がどうしたことでしょう。
そんなことが頭にあるせいか、事件の解決が見えないところは全く見えず、とっかかりが見えたらあっという間、というのが気になった。
糸口が見つかればあとは~というものなのかもしれないけれど。
グレイスの失踪した妻の物語が今後展開を見せるのかもしれないと思うと、やっぱりその点は楽しみだったりする。
クレオとの関係にもどう影響するのか気になるし。
タイトル見れば、陰惨な内容が待っていることくらい想像つくのに、読んでしまってやっぱりなあ…となるのは明らかに私が間違っている。
なのに何故読んじゃうかなあ、私。
そういうところが見たいとか思い浮かべたいわけではない。
精神的にも肉体的にも残酷なことを書くケッチャムやマキューアンが、本当はいい人だと想像させるだけの読後感を抱かせてくれるので(笑)、他でも希望を持ちたいと思ってでもいるのだろうか。
これは、本当にそういうサイトを運営しているやつらが、最終的には警察に踏み込まれてある意味事故で跡形もなく消え(生き残りはいるけれども、多分)それで終了。
余韻も理由も感じられず、ただ極悪人消滅というか…解決とはそういうものなのだろうか。
読みたいわりには、受け入れ態勢が麻痺しているともいえるかもしれない。
やっぱり興味をもった前作から読めばよかったと少し後悔の残る読書でありました。
PR
この記事にコメントする
color
name
subject
mail
url
comment
pass   Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
この記事へのトラックバック
この記事にトラックバックする:
「殺す者と殺される者」ヘレン・マクロイ HOME 1月のまとめ
photo by 七ツ森  /  material by 素材のかけら
忍者ブログ [PR]
更新中
RSS表示パーツ
ブログ内検索
読書メーター
カクテキさんの読書メーター
アクセス解析