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本の感想
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福家警部補の挨拶 (創元クライム・クラブ)
大倉 崇裕
東京創元社
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まず犯人が犯行を犯すところから始まる。
犯人が誰なのかも知らされる。
そして捜査にあたる福家警部補が犯人を追い詰める。
そう、これはコロンボ風の短編集です。
著者の大倉さんはコロンボ大好きだそうで。
私も持っている「刑事コロンボ完全事件ファイル」にも執筆されていました。
作品よりもこちらでの出会いの方が早かったことに驚いてます。

福家警部補は刑事には見えない風貌からなかなか現場に通してもらえず、いつも証拠の警察バッジを探してる。
でもその推理力、観察力はあなどれない。
張られた伏線をわくわくしながら追っているうちにあっという間にお話が終わってしまうのは短編ならでは。
きっと映像で見たらここであそこを見てるんだろうな、ここがグッとアップだろうな、と想像させながら読ませてくれます。
シリーズ化されないかな?
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無題
犯人は分かっているけれど、それをどのように切り崩してゆくのか、どの短編も興味深く読むことが出来ました。
短編だからこそメリハリが効いていて、その点もこの作品にあっていたと思います。
シリーズ第二弾も期待したいですね!!
エビノート URL 2007/10/04(Thu)  20:20 編集
無題
エビノートさん、こんにちは。
私たちは知っている殺人に福家警部補がどうやってたどり着くのか、わくわくしますよね。
短編ならでは、といった感じもします。
続編の出版が待ち遠しいです!
kakuteki 2007/10/05(Fri)  11:27 編集
無題
カクテキさん、こんばんは。^^

私はこれが初大倉作品なのですが、とても映像的な文章と言うのか、ついあれこれカメラワークを考えながら読んでしまう作品ですね(笑)

どの作品も面白かったですが、特に「月の雫」が一番のお気に入りです。
あみ URL 2009/03/02(Mon)  23:40 編集
Re:無題
あみさんには始めての大倉さんでしたか。
面白かったとのことなので私も嬉しいです。
>とても映像的な文章と言うのか
書かれる方にも読む方にもコロンボがとりついているかのような感じでしょうか(笑)。
やっぱりコロンボを見たくなってきましたが、他のも待機させているのもあるし、迷います(笑)。
【2009/03/04(Mon)  09:57】
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