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本の感想
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丑三つ時から夜明けまで
「丑三つ時から夜明けまで」
 [単行本]
 著者:大倉 崇裕
 出版:光文社
 発売日:2005-10-20
 価格:¥ 1,575
 by ええもん屋.com

警視庁の特別研究チームが発見しちゃったのですよ、幽霊の存在を。
死亡直後の人間から、電気エネルギーが分離して浮遊していく。
これが「幽霊」に近い存在らしい。
電気エネルギーの追跡調査の結果、このエネルギー体には精神があり、その人の生前の人格に近いという。
肉体は死んでも精神は生き続ける、それが結論。
しかし寿命(?)はわりと短く1年。
死後の霊力が強いと他者に影響を及ぼすが、弱いとただ浮遊するだけ。
もともとの才能プラス死の衝撃でその力は強くなったりするらしい。
例えば不慮の事故とか殺されたとか。
他者への影響、わかりやすくいうと復讐かな。
幽霊の復讐だから現実的な捜査では解決へ至らない。
実際(?)未解決事件の7割は幽霊の仕業。
そこで警察は幽霊取締りの専門部隊を組織する。
霊能力に長けている人を集め、静岡県警に捜査第5課をおく。

そういった設定のお話です。この設定だけでOKです。
捜査5課は単独での捜査が許されていないので、事件に当たる他の捜査課と合同になるのだが、これがまたお互い仲が悪く、意地を張り合って捜査に悪影響を及ぼす。
静岡県警でテスト運用し、その結果で全国展開を考えるという、企業の新商品開発と同じ手順。
そういうところが本当にありそうかも。
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